【本日の研究】 『ぼくセザール10歳半 1m39cm』

a0035263_17341860.jpg<cinema>


本日の研材、

・ 『ぼくセザール10歳半 1m39cm』
     '03仏、監督:リシャール・ベリ






ボクの名前はセザール・プチ。セザールは、皇帝シーザーの名からとったもので、プチは小さいってこと。甘い物が大好物で、ちょっぴり太め・・・。
見下ろされるのはイヤだ。早く大きくなりたい。いつでも父親は威張ってて、子供はそれの言いなり。”大人の権威”ってやつだ。
そして、親は自分が出来ない事を子供にいつだって期待するんだ。だから習い事も色々やらされてるけど、どれもちっともうまくできない。

そんなボクにも好きな子はいる。学校一の美少女、サラだ。彼女の為なら命だって惜しくはない。
でも、10歳の女の子に”男は中身だ”ってことを分からせるのは簡単じゃないんだよね・・・


地上1m39cmの高さで描かれる、まさに「子供の目線」の映画です。
子供ならではの悩みや納得のいかないことに対する不満に溢れているセザールは、色々な事件や出来事を通して、誰もが完璧ではない事、自分にだって出来ることを知っていきます。

監督のリシャール・ベリは俳優業がメインらしく、今回が監督作品2作目のようで。今作は、子供時代について語りたかった、大人に子供時代を思い出して欲しい、という想いからメガホンを取ったとのことです。

子供の頃はよく大人の事が分かってないんですよね~。「んだよ、いいよな大人は。早く大人になって好き放題したいぜ!」なんて思ったりして。
で、大人は大人で、子供の頃の想いなんかすっかり忘れちまってて。「いいねぇ、子供はなーんも考えてなくて。うらやましいぜ!」なんて。
子供の頃にだって悩みはもちろんあった。それも「子供なりの」なんてのじゃなく、その頃にとっては本当に大きな事で。今と比べてちっぽけだなんて口が裂けても言えない。

今はその「なりたかった大人」になれたんだから、文句言えないよなぁ。あの頃の見積もりがかなり甘かった事はもちろんあるんだけど。


感想としては・・・うん、なかなか気に入りました。主人公の彼も、親友のモルガン役の彼も、いい味出してます。ちなみにヒロインのサラ役の女の子は、監督の愛娘らしいです。

他のキャストも濃いです。
アンナ・カリーナ。『気狂いピエロ』に出ていたあのミューズもいまや歳月を重ねていますが、カッコイイ、パンクなおばさん役で出てきます。存在感ありますねぇ。
でも、『気狂いピエロ』の良さがまるでちんぷんかんぷんだった自分には、実はあまり印象がなく。今回古い画像見て、「うわっ、カッコイイ!」と思わされてしまいました。

そして、セザールの父親役のジャン=フィリップ・エコフェ。
「どこかで見たことあるような・・・」って、色々調べたものの、出演作品に憶えはなく。
諦めかけていたところでひらめいた!「そうか、”チッチキチー”か!」
あのおっさんに似てるのでした。あー、すっきり。


今回の研究結果は、ロビタ3号のラボの<cinema - '06>の方にUPしておきます。
[PR]

by robita00 | 2006-09-11 18:32 | ┗ cinema - '06