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【本日の研究】 『スクール・オブ・ロック』

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本日の研材、

・ 『スクール・オブ・ロック』
 '03米、監督:リチャード・リンクレイター






音楽雑誌や各方面で絶賛されていたこの作品、「いつか見たい作品」としてかなり上位にランクしていまして、ようやく6月頃に見ました。で、今頃発表したりして。

ロック・バンドのギタリスト、デューイ・フィンは自分勝手なステージングを繰り返したあげく、バンドバトルの優勝を目指すバンドからクビにされてしまう。
さらにかつてのパンク・バンド仲間で親友のネッドの家に居候する彼は、ネッドの同棲中の彼女から「これ以上家賃滞納するなら追い出す」という事を宣告される。
そんな時、ネッド宛てにある小学校から代用教員としての依頼の電話が入る。週650ドルという条件を聞いたデューイは、ネッドの留守をいいことに彼になりすまし、その収入で家賃を払おうと考える。
もちろん教壇に立ったことなどないニセ教師のデューイは授業など出来るわけも無く、自習の毎日を続けるが、ある日生徒達の音楽の授業を覗いた彼は、生徒達のそのクラシック音楽の演奏能力に驚き、そしてあるアイデアを思いつく


ジャック・ブラックって人、実はこの作品で初めて知ったんですが、この主人公役が合ってるなぁって思ってたら、彼自身バンド活動しててヴォーカリスト&ギタリスト&ソングライターなんですね。それに何よりも脚本を担当したマイク・ホワイトが、3年もの間ジャック・ブラックの隣人であり、彼の個性を活かした映画を作りたいと考えていて作られた作品なので、そりゃあぴったりなはずだわ、なんですね。

子供たちもそれぞれ個性を発揮しています。厳格な小学校に通う彼らの素養となるクラシック音楽や育ちの良さといった部分が、デューイによってロックな方向へと変わっていくその変化の有様が良いです。子供たちに触発されてじんわりと変わっていくデューイの変化も含め、この物語の主題となっているようですね。

また余談ですが、演奏する子供たちの音楽アドバイザーはなななんとジム・オルークだそうで。へぇ~。


で、研究結果はというと。
悪くは無いんだけど、・・・良くも悪くもやっぱりアメリカの映画だなっていう。かの国の映画はどうしてもこういう形が多いんだよな~って思っちゃって。先入観があり過ぎちゃう自分の問題っていうのも確かに多いとは思うんですが、そう思っちゃうことは事実あるわけで。
なんか、デフォルメされ過ぎてるとこが気になってしまうし、大まかなストーリーの山や谷の部分がどれも同じに感じてしまう、なぁ。ボクだけなのかなぁ。

というわけで、ランクインはせず、の予定だったのですが、今回この発表のために色々見てたらなんかそう悪くもなかった気もしてきて。
本来ウチでは観終えた時の印象を第一に考えるので、そういった観点からするとイレギュラーな展開ですが、観了感は置いておいてランクイン。
ロビタ3号のラボはいつもランキングが寂しいからね、オマケ。


今回の研究結果は、ロビタ3号のラボの<cinema - '06>の方にUPしておきます。

by robita00 | 2006-10-28 10:13 | ┗ cinema - '06