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今年も最後にこんなカンジ・・・【ロビタ4号ラボ】②

<comic - '10>

「っつーわけで、②に続くのです」と記して、早2ヵ月半。
あの時既に遅れていたのに、もう4月!今さら!?去年のを!?と我ながら思いますが、これ記さないと今年のがまた溜まっていく一方なので。さらーっと。



”テルマエ・ロマエ” #1、#2 ヤマザキ マリ ★★☆

時は紀元128年のローマ。
ハドリアヌス皇帝時代のこのローマは斬新な建築物がもてはやされ、浴場設計技師として働くルシウスはその世の流れに乗れず失業してしまう。
その時、親友のマルクスと共に訪れた公衆浴場で、奇妙な排水口があることに気がつき、近づいてみるとそこに吸い込まれてしまう。
そして、流れ着いた先は・・・現代日本の銭湯であった。

そこで目にする、自分の時代のものとは異なる現代の様々な物やアイデア。それに感動し、ひらめき、また戻った時代でそれを活かしていく。それを繰り返していくうちに時代の寵児としてもてはやされていく、そんなお話です。

ジェネレーションギャップ(とかいう軽いレベルじゃないけどw)であったり、西洋と東洋の様式の違いであったり、そういったことにいちいち感銘を受けるのがいいです^^ くそマジメで研究熱心なのがよろしい。

で、現代の日本民族を「平たい顔族」ってw まぁそりゃそうだけどさ。

とても人気で、これも実写映画化するらしいですねー。阿部寛主演。まぁ顔が濃いしいいかもねw

とりあえず、合格点を軽くクリア。今後も研材として取り上げていきます。



”リアル” #10 井上 雄彦 ★★★☆

相変わらず魅力的な作品。今巻では、野宮も、戸川も、高橋も、皆進むべき方向が見えてそれに進んでいく、というところでしょうか。

どれもコミック化してから読むボクにとっては、年に1回、秋のお楽しみ。
また今年の秋にこれの続きに出会えるのだ。待ち遠しい。


”バガボンド” #32,33 井上 雄彦 ★★☆

武蔵vs一刀斎はあっけなく終わる。が、同じ千点をもらったものの、ハンデがあった今回の武蔵より、小次郎の方が強いと言われる。しかし、悔しがるより小次郎に会いたくなる武蔵であった。

そして武蔵は迷いの道へ・・・
小次郎は小倉でますますその人気を高めていく・・・

・・・なんか全ては又八の中の話、っていう気もしなくも無いですが。
気になります。


”聖☆おにいさん” #4,5 中村 光 ★★☆

ブッダとイエスのコンビはいつも年間行事をこなしている。なので、彼らを見て季節感を確認してるカンジになっちゃってます (・∇・`*)ゞ エヘヘ
ここでは、バレンタインとか盆踊りとかイースターとか。ブッダの盆踊りがいいだよな~。「南無!」

相変わらず彼らの常識と現代とのギャップと、逆に微妙にリンクしてることとのバランス・アンバランスがいい按配です。
アナンダやペトロ、マーラやルシファーらの脇を固めるメンバーも色を出してきたし。

1番好きな話は「立川の風になれ」。調子に乗りすぎちゃうイエスがいいです。
「私の知っている立川へは・・・どうやったら帰れますか・・・」

実は、イマイチその面白さを感じきれてなかったので、本棚の枠の関係もあるので「・・・そろそろ売ろうかな?」って思ってたんですが、ここに来て面白く感じれるようになってきたぞ。よしよし。



”GANTZ” #24~27 奥 浩哉 ★★☆

映画化だもんな~、それも実写。
なんて情報も古臭すぎるほど。まさか、こんなにメジャーになるとは・・・

『変』『ヘン』の頃は、そのドラマ性というかじんわりと胸を打つ部分がこの方に惹かれるところだったわけですが、それが今作にはあまり感じられないなぁ、と。思っていたのですが。

途中からまたそういうとこ(タエちゃんのとことか)が出てから、この作品も思い入れが強くなってきて。

で、また世界みたいなスゴイ広がりを見せてきてるとこで、ちょっとだけボクの想いから外れてきてる気も・・・ま、あくまでも、ボクの中では、ですけどね~。

というわけで、東京から始まった話は大阪に広がり、今(ボクが読んでるここまで、ってことで^^;)は世界に広がっております。

しかし、どうやって収束させるのだろう???



”さよならも言わずに” 上野 顕太郎 ★★

話題となっていた、この作品。
自身の最愛の妻を亡くした作者の、その前日からの数ヶ月間を描いたドキュメンタリー。

   その瞬間 世界は意味を無くした

やっぱりそう感じると、自分に置き換えて思います。

そして、街を歩く作者が思うんですよね。「一体何故 何故キホが!? 何故あなたではなく・・・ 」
他の人ならいいのか、っていうとそういうわけではないけれど、やっぱり思ってしまうだろうなぁ・・・。

2人には小学4年生のお子さんがいて、今の坊主と同じ歳だっていうのも、より共感できるところであり。

こういう事態にあたって、自分がこうして欲しいというのはあり(葬式いらないとか脳死状態になったらすぐに諦めて欲しいとか)、それは伝えてはあるけど、きちんと形に残しておかないと、その時にそうする事でヨメさんが色々言われてもカワイソウだし、彼女にだってその時にこうして欲しいという希望もあればかなえたいという事を考えると、改めてきちんと話しておかないとだな、って思いました。

この作品の最初に、こうあります。

   この作品の最後にあるのは絶望だ。
   だがその先に希望があることを今の私は知っている。


でもボクは、P254から最後のその「希望」の部分までのところは、自分の事ではないと分かっているけれど、胸が苦しくて。読み終えてもやっぱりキツかった・・・

2回読みましたけど、2回目がよりキたなぁ・・・



というわけで、やっと終了。ふー。


結果は、ロビタ4号のラボの<comic - '10>の方にUPしておきます。そのうち。

by robita00 | 2011-04-21 00:10 | ┗ comic - '10