「ほっ」と。キャンペーン

カテゴリ:┗ novel - '09( 12 )

ばたばたとまとめて発表・・・【ロビタ2号ラボ】

<novel - '09>


Σ( ̄ロ ̄;) ハッ!

なんと、気がつけば年明けしてもうこんなに経ってる・・・ ←※1/20くらいに書いた記事なのです。
そして最終発表まで年越し・・・
この≪ブログ更新遅延≫には理由があるので、そのうちまた3日に1回に戻る予定なのですが、
まぁもうしばらくはこんなカンジで進みます。

あ、遅ればせながら。
明けましておめでとうございます。
このブログも6回目の年越しを迎えまして。PCが我が家にある限り続けていきますので、
ウチなぞに来られている稀少な方々、今後ともご贔屓によろしくお願い致します ○┓ペコリ

さて、その前に昨年分の発表を終わらせねば。
ってことで、今回はロビタ2号ラボの調査発表、です。



   ※      ※      ※      ※      ※      ※      ※


さて、このラボでは、研材の調査のメインは12月頭からその末までの約1ヶ月となっており。

その理由は、読むのが遅いので(自分の中で)外した作品を読んでしまうと多くの時間を無駄にしてしまうことから、年間ランキングが出てからその中で自分の好みの作品を読むから、なのです。

で、いつもその基準のメインにしているのが、【このミステリーがすごい】で、そこに【本の雑誌】【ダ・ヴィンチ】などの年間ランキングを加味しながら決めているのです。

今年はあまり日本人作家の作品で「これ読みたい!」ってのが無く・・・『猫を抱いて象と泳ぐ』、『身の上話』、『龍神の雨』くらい、だったです。

対して、海外物は魅力的そうなのが多く、上記日本物と同じくらい欲しいのが10作くらい、それ以外にスペシャルなのが2つ、1つが『犬の力』
そしてもう1つが、今回の調査で一番「読みたいっ!」と思わせてくれた、コレです。


a0035263_22292110.jpg







・ 『ミレニアム 
     ドラゴン・タトゥーの女』


     スティーグ・ラーソン
a0035263_22293990.jpg















月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルは、大物実業家ヴェンネルストレムの違法行為を暴露する記事を発表した。
だが、名誉毀損で有罪になり、彼は『ミレニアム』から離れることになる。
そんな彼の身元を大企業グループの前会長ヘンリック・ヴァンゲルが密かに調べていた。
背中にドラゴンのタトゥーを入れ、特異な風貌をした女性調査員リスベットの働きで、ヘンリックはミカエルが信頼に足る人物だと確信し、兄の孫娘ハリエットがおよそ40年前に失踪した事件の調査を彼に依頼する。
ハリエットはヘンリックの一族が住む孤島で忽然と姿を消していた。
ヘンリックは一族の誰かが殺したものと考えており、事件を解決すれば、ヴェンネルストレムを破滅させる証拠資料を渡すという。
ミカエルは依頼を受諾し、困難な調査を開始する。


とにかくどれ見ても評価が高い!
スウェーデンという、あまりミステリーには馴染みのない場所から産み出されたこの作品、各国で翻訳・出版され、ベストセラーとなっています。映画化もされてますねー。
そしてこれだけ盛り上がっている背景には、作者がなんと出版前に既に亡くなっている、という事に起因しているかもしれません。
3部作を書き上げて、それが日の目を見る前に亡くなってしまった。それも、本当は別に3部で終了ではなく、幾つかある要素がこの3部でいったん解決されている、というだけのようで、4作目、5作目とアイデアはあったようです。実際、4作目に着手している途中で亡くなられているようですねー。
もう続編は読めないんだなぁ・・・。

更に、熱狂している人が多い理由に、リスベット・サランデルという新しいヒロインの誕生があるようです。
極めて優れた情報収集能力をもつフリーの調査員である彼女は、髪を短く刈り、ピアスやタトゥーを携えたその風貌もさることながら、性格的にも決してとっつきやすいタイプではない。が、そこが魅力、なのかな?非常にファンが多いようです。ボクは実はあんまりだったり・・・
ただ、作中で出てくる彼女の誕生日は、4月30日であり。常盤貴子さんやボクの息子に続く、数少ないボクと同じ誕生日の人として、特別な思いではおります、はい。

当ラボの評価は、★★★☆
確かに面白かった!一気読みでした、ボクには珍しく。
ただ、3部作全部読んだ時に、本当の評価が出るのかなー、って思いました。




 
a0035263_16261181.jpg

・ 『猫を抱いて象と泳ぐ』


     小川 洋子








そして、年内中に日本人作家の今年の作品も、と思って読んだのがこちら。


廃バスに住む巨漢のマスターに手ほどきを受け、チェスの大海原に乗り出した孤独な少年。彼の棋譜は詩のように美しいが、その姿を見た者はいない。なぜなら…。天才チェスプレーヤーの奇跡の物語。『文學界』連載を単行本化。


どなたかの書評で、「『博士の愛した数式』が彼女の最高傑作だと思っていたが、まだその上があった」的な発言があり、『博士~』が大好きなボクは、迷わず「今年の日本物で読むのはコレ!」と決めてました。

主人公の≪リトル・アリョーヒン≫は、唇がくっついて生まれ、切開した際に脛の皮膚を移植したため成長と共に唇にうっすらと毛が生えています。それによっていじめられたりもするんですが、ある出来事のあと誰も彼をいじめなくなります。そしてそのある出来事によって知り合う事になる≪マスター≫によって、チェスの世界へと導かれていく、そんなお話です。ざっくりだけど。

大きくなることに怯える≪リトル・アリョーヒン≫は、願いどおりずっと小学生のように小さいままで年月を重ね、そしてチェスにのめりこんでいく。

読んでて、『博士~』よりも以前読んだ『沈黙博物館』の方に近いかな?って感じました。
何にしても、独特だなぁ、この人の世界観。ゆったりと、そして内容はほっこりなんだけど何故かボクはいつも小川洋子さんの作品では「ひんやり」とした空気を感じてしまう。静けさが漂ってるからかな?

当ラボの評価は、★★☆
良いです。コレ読んだら、間違いなくチェスをやりたくなると思います。




 
a0035263_16553715.jpg

・ 『三国志』 
   #7~#13



     北方 謙三












そして、去年一杯ボクを虜にした『三国志』、の前回発表分の続き。

前回の時の最後にとうとう出てきた、諸葛亮孔明。いよいよ彼がバリバリ活躍します。
ただ・・・読めば読むほど不遇の天才。「あと一歩」っていうのばかりが続いて・・・うーん、こちらがじれったくなるほど、結果がついてこない。

まぁ、『三国志』は男と男の話というか、その時代に生きた男達の証明というか。そんなところが肝なので、この誰もが、敵までもが認める天才が天下を取れないのもまた、その時代を形作る大きな一つの要素として輝いています。

2,3か月ほどで全て読み終わり、その後はゲームの世界でどっぷりと浸ってます。

小説についての当ラボの評価は、★★★★
やっぱり、その頃の時代は良かったよね~。英雄がそこにはいた。西洋でも東洋でも、剣でも刀でも、その人が持つ力だったり技だったりが全てで、わかりやすかった。
今みたいに銃とかミサイルとか、強い人が持つ力ってその人自身の力量でなく単なる権力でしかないので、何の感慨も生まないんだよなー。

英雄に憧れます。この歳でも。




 
a0035263_21561399.jpg







・ 『1Q84』

     村上 春樹


a0035263_2156295.jpg














最後はやはり昨年日本で一番売れたこの小説について触れないとでしょうね。


1949年にジョージ・オーウェルは、近未来小説としての『1984』を刊行した。
そして2009年、『1Q84』は逆の方向から1984年を描いた近過去小説である。
そこに描かれているのは「こうであったかもしれない」世界なのだ。
私たちが生きている現在が、「そうではなかったかもしれない」世界であるのと、ちょうど同じように。


って、これだけでは何のことやら・・・

ボクは熱心な春樹ファンではないのですが、それでもやはり手にとってみなくては、と思っていまして。
秋口くらいにブクオフでみかけたので即購入して読みました。

結果としては・・・途中まではかなり面白く読めたんですが、ボクみたいなベタ好きからするとラストがなんか「ふわっ」としてるというか、「・・・ん?」ってカンジになってしまって。
で、多分ハルキストの方からすると、エンターテインメント寄りになっているところが不満、なのではないかという、何だか中途半端?なところに着地した気が。

でも、かなりの評判なわけで、みんなは受け入れてるんだろうなぁ。


当ラボの評価は、★★
途中までの面白さでなんとかここまで引っ張り上げたカンジで。

ただ・・・まだ続きがあるんですよね~。うーん、どうしよう、点数的には次にはいかなくていいんだけど、せっかくだからトータルでの評価を出したい気も。

ちょっと検討します。


はい、去年のロビタ3号ラボはこれにて終了!
本当は1/21にUPしてるんですが、便宜上12/31の記事ってことにして日にちいじっちゃいます^^


今回の研究結果は、ロビタ4号のラボの<novel - '09>の方にUPしておきます。


それじゃあ、見に来てくれた方どうもありがとう!今年もよろしく!

o ̄_ ̄o)人 なますて~
[PR]

by robita00 | 2009-12-31 09:41 | ┗ novel - '09 | Comments(2)

【本日の研究】 『三国志』 北方 謙三 著

<novel - '09>


a0035263_2325690.jpg



              ・ 『三国志』   北方 謙三



「いつかは読みたい・・・」とずっと思っていた三国志。
今年は色々いいの(まだ発表できてませんが・・・)が読めて、今年の発表分は既に揃っているので、今年こそあの超大作を読めるチャンス!ということで6月くらいからずっと読んでます。


時は、後漢末の中国。政が乱れ賊の蔓延る世に、信義を貫く者があった。姓は劉、名は備、字は玄徳。その男と出会い、共に覇道を歩む決意をする関羽と張飛。黄巾賊が全土で蜂起するなか、劉備らはその闘いへ身を投じて行く。官軍として、黄巾軍討伐にあたる曹操。義勇兵に身を置き野望を馳せる孫堅。覇業を志す者たちが起ち、出会い、乱世に風を興す。激しくも哀切な興亡ドラマを雄渾華麗に謳いあげる、北方〈三国志〉第一巻。


「正史」「演義」とある中で「正史」の方をベースとしているそうですが、読まれた方の意見をみると、オリジナルキャラが登場したり、解釈も独特とのことで、吉川英治の小説や横山光輝のマンガの方を先に読んで欲しい、と書くかれていたのですが、古本で購入費用を抑えたいと思ったときに、北方謙三氏の作品の揃えが良かったので、「これからじゃない方がいいよなぁ」って思いながらもこれにしてしまいました。

今は全13巻中12巻まで進んでおり、いつのまにか残り1巻と少しとなりました。
この超遅読のボクがここまで読み進めている最大の理由は・・・面白いから!とにかく面白いっすねー。ただ、ベーシックな作品ではないので、本来の作品がどうなのかは分かりませんが。
ハードボイルドを書く方なので、男気というんでしょうか、「男」が良くかけてます。「男らしさとはコレだ」みたいな。

でも今思うと、やっぱりベーシックなのを先に読んでからの方がどっちも楽しめたかなぁ。もう元のは読んでも楽しめない気がする。元の方がよかったとしても。

更に今は<ブラウザ三国志>なるオンラインゲームもやっていて。毎日、三国志の世界で生きてますw

まずは、1~6巻までを。


今回の研究結果は、ロビタ2号のラボの<novel - '09>の方にUPしておきます。

それじゃあ、見に来てくれた方どうもありがとう!おやすみなさい!

o ̄_ ̄o)人 なますて~

[PR]

by robita00 | 2009-08-23 00:13 | ┗ novel - '09 | Comments(4)

【本日の研究】 『博士の愛した数式』 小川 洋子 著

<novel - '09>


a0035263_19501470.jpg



            ・ 『博士の愛した数式』   小川 洋子




「ぼくの記憶は80分しかもたない」博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていた―記憶力を失った博士にとって、私は常に“新しい”家政婦。博士は“初対面”の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。数字が博士の言葉だった。やがて私の10歳の息子が加わり、ぎこちない日々は驚きと歓びに満ちたものに変わった。あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。第1回本屋大賞受賞。


小川洋子さんの作品は、以前『沈黙博物館』を読んだ事があって。
そこでは、好きなフレーズはあったものの、特に好きな作品になる事はありませんでした。

そういったこともあり、栄えある第1回本屋大賞に選ばれてかなり巷でも噂となっていたこの作品ですが、手に取るのにかなりの時間を要してしまいました。

「今年はいい作品を結構読めたから、まぁ息抜きに」ってカンジで入ったのですが、読み始めたらこれがまた「じゅわ~っ」の分泌量がハンパでなく。
想像以上に好きな作品でした。

記憶障害を抱える博士、家政婦の私とその息子”ルート”。
3人のそれぞれに対する想い、そしてそれらを数々の<数式>が繋ぐ、そういった図式でしょうか。

「数式」というタイトルから「難解」といったイメージを想像されるかもしれませんが、全く(と言っていいと思う)そんなことはありませんので、そういったことだけで敬遠されていた方は是非お手に取ってくださいなー。


   「そう、まさに発見だ。発明じゃない。自分が生まれるずっと以前から、誰にも
    気付かれずそこに存在している定理を、掘り起こすんだ。神の手帳にだけ
    記されている真理を、一行ずつ、書き写してゆくようなものだ。その手帳が
    どこにあって、いつ開かれているのか、誰にも分からない」


愛すべき博士のキャラクター、そして”ルート”もまたかわいらしいんです。

当ラボでは★★★★

いい作品にめぐり合えてます、今年は。
今年の作品は1個もないけどw

あとは・・・「1Q84」をいくかどうかだなぁ・・・。


今回の研究結果は、ロビタ2号のラボの<novel - '09>の方にUPしておきます。

それじゃあ、見に来てくれた方どうもありがとう!おやすみなさい!

o ̄_ ̄o)人 なますて~

[PR]

by robita00 | 2009-07-08 08:24 | ┗ novel - '09 | Comments(0)

【本日の研究】 『阿修羅ガール』 舞城 王太郎 著

<novel - '09>


a0035263_19341100.jpg



              ・ 『阿修羅ガール』   舞城 王太郎




恋するアイコがガーリッシュに悩んでる間も世界は大混乱!殺人鬼はグルグルだし子供は街で大爆発!魔界天界巻き込んで、怒涛の傑作、今ここに降臨。


このamazonのあらすじじゃ、全然わかりませんなー、何の事だか。
しかし、本当に何の事だかっていう話でしたw ボクの中では。

第16回三島由紀夫賞受賞作。
なんですが、うーん、当ラボでは星なしだなぁ。特別悪かったわけではないけど、単純にプラマイゼロってカンジで。

『煙か土か食い物』が大好きなボクとしては、当ラボでの舞城作品はこれで1勝1敗となりました。
でも、まだまだ「欲しい本帖」には彼の作品が幾つかあるんだよなー。むぅー。

なので、舞城作品にはもう一回チャレンジすることになるでしょう。いつの日か。
[PR]

by robita00 | 2009-07-08 08:23 | ┗ novel - '09 | Comments(0)

【本日の研究】 『地図男』 真藤 順丈 著

<novel - '09>


a0035263_23292100.jpg



                ・ 『地図男』   真藤 順丈



真藤 順丈。

何と言っても、デビューからの4作品で2008年主要新人賞を4つ(ダ・ヴィンチ文学賞大賞、日本ホラー小説大賞、ポプラ社小説大賞特別賞、電撃小説大賞銀賞)獲ったという肩書きがものすごくて。
またそれぞれの賞がバラエティに富んでるってとこがミソですねー。
まぁそれほどでないんじゃないかっていう可能性も高いけど、ここまで書かれたらさすがに1つくらいは吟味してみよう、いや吟味しなければ!ってもんでしょう。


仕事中の“俺”は、ある日、大判の関東地域地図帖を小脇に抱えた奇妙な漂浪者に遭遇する。地図帖にはびっしりと、男の紡ぎだした土地ごとの物語が書き込まれていた。千葉県北部を旅する天才幼児の物語。東京二十三区の区章をめぐる蠢動と闘い、奥多摩で悲しい運命に翻弄される少年少女―物語に没入した“俺”は、次第にそこに秘められた謎の真相に迫っていく。第3回ダ・ヴィンチ文学賞大賞受賞作。


絶賛と酷評と両極端ですよねー、ちょっと調べてみると。

当ラボは?というと・・・その中間?くらいかな?

ただ、ラストがボクの好きなタイプでした。
なので、「終わりよければ・・・」ってことで、当ラボでは★★☆となかなかの好ポイントを。

残りの3作品も近いうちに読みます。伊坂、道尾に続けるか!?


今回の研究結果は、ロビタ2号のラボの<novel - '09>の方にUPしておきます。

それじゃあ、見に来てくれた方どうもありがとう!おやすみなさい!

o ̄_ ̄o)人 なますて~

[PR]

by robita00 | 2009-05-08 00:46 | ┗ novel - '09 | Comments(0)

【本日の研究】 『魔王』 伊坂 幸太郎 著

<novel - '09>


a0035263_2340767.jpg



                 ・ 『魔王』   伊坂 幸太郎




会社員の安藤は弟の潤也と二人で暮らしていた。自分が念じれば、それを相手が必ず口に出すことに偶然気がついた安藤は、その能力を携えて、一人の男に近づいていった。五年後の潤也の姿を描いた「呼吸」とともに綴られる、何気ない日常生活に流されることの危うさ。新たなる小説の可能性を追求した物語。


自分の中では、今、いや今のところ生涯で一番好きな作家、伊坂幸太郎氏の当ラボ9作品目。

だったんですが・・・
あぁ、氏の作品では、当ラボ初の、星なしだなぁ。うーむ。

何だろう、魅力的な部分ももちろんあるんだけど、どうもボクには彼の言わんとするところがきっと分かってない。珍しく完全にすれ違っちったなぁ・・・。

まぁ、そんなこともあります。
それでも、彼への信頼は揺るがない!
次は『モダンタイムス』で会おう!
[PR]

by robita00 | 2009-05-08 00:10 | ┗ novel - '09 | Comments(0)

【本日の研究】 『ラットマン』 道尾 秀介 著

<novel - '09>


a0035263_225716100.jpg



          ・ 『ラットマン』   道尾 秀介



~下の記事からの続き~

と思っていたのですが、この作品であっという間に道尾作品への期待が戻った!
『片眼の猿』につづいて手に取る機会があったこの作品、やってくれました。


結成14年のアマチュアロックバンドが練習中のスタジオで遭遇した不可解な事件。浮かび上がるメンバーの過去と現在、そして未来。亡くすということ。失うということ。胸に迫る鋭利なロマンティシズム。注目の俊英・道尾秀介の、鮮烈なるマスターピース。


これまた、これじゃ内容全然分からないと思いますが、でもこれもやっぱり分からなくていいと思います。

「作品を漂う空気」はボクの好みから言うと若干軽目なんですが、それでもその作品にじりじりとのまれていきました。

そして、主人公らのバンドがコピーするエアロスミスの”Walk This Way”に乗せて語られる真相。これには「おぉっ!道尾よ!!」ってシビレさせてもらいました。
ただ、そこからの2転3転がちょっとねー。ぼくにとっては・・・ってカンジで。
最初の技でキレイに決まってたと思うんですが、そこに難易度の高い技を組み合わせてきて。
トータルポイントが高くなったとしても、それによって若干着地がずれたってことがボクには不満だなぁ・・・
最初のでもシンプルで良かったのにぃ!!!

とはいえウチでの評価は、★★★☆と高得点!
いやぁ、『片眼の猿』でやめなくてよかった・・・いやまぁ、そんなに言うほど悪かったわけでもないですけどねー『片眼~』も。ぎりぎりランクインしなかっただけで。

ただ残念なのが、読後色々見てたらこの作品を「最高傑作」に推す人が多かった事。うーん、そうかぁ、これ以上は無さそうかぁ。
いや、この作品でも充分満足したのですが、そうなるとちょっと寂しさも・・・

ともあれ、他の作品も読んでいく事は決定しました。はい。


今回の研究結果は、ロビタ2号のラボの<novel - '09>の方にUPしておきます。

それじゃあ、見に来てくれた方どうもありがとう!おやすみなさい!

o ̄_ ̄o)人 なますて~

[PR]

by robita00 | 2009-04-13 00:09 | ┗ novel - '09 | Comments(0)

【本日の研究】 『片眼の猿』 道尾 秀介 著

<novel - '09>


a0035263_812976.jpg



               ・ 『片眼の猿』   道尾 秀介



さぁ、いよいよ道尾作品に着手する時がきた!

名前と評判を目にするたび、「いつの日か・・・」と思ってたし、ボクの今一番大好きな作家である伊坂幸太郎氏、当ラボで彼に続く存在になってくれるのでは、と期待たっぷりでした。

通常なら、初めての作家さんは、その人の中で最高と謳われているものに限ってきました。でないと、外した時もうその人のは読まない可能性が高いから。音楽とかと違って、短時間で作品を堪能できるわけではないから、別の作品に手を伸ばすことはまずないから。

だけど、道尾作品には古本ではなかなか出会えなかったし、どちらにしても全作品読むであろうと考えていたこともあり、一番最初に見つけたこの作品をファーストコンタクトにしようと考えました。


俺は私立探偵。ちょっとした特技のため、この業界では有名人だ。その秘密は追々分かってくるだろうが、「音」に関することだ、とだけ言っておこう。今はある産業スパイについての仕事をしている。地味だが報酬が破格なのだ。楽勝な仕事だったはずが―。気付けば俺は、とんでもない現場を「目撃」してしまっていた。


これだけだと、話が分からんですねー、きっと。
でも・・・分からんでいいかも。少なくとも、当ラボでランクインはしなかった・・・。

ウチでの評価は、星なし、ということで。

あー、やっぱり「コレっ!」っていうのにすれば良かったかなぁ・・・

~で、上の記事に続く~

[PR]

by robita00 | 2009-04-12 22:49 | ┗ novel - '09 | Comments(0)

【本日の研究】 『チャイルド44』 トム・ロブ・スミス 著

<novel - '09>


a0035263_248193.jpga0035263_1381221.jpg













       ・ 『チャイルド44』   トム・ロブ・スミス

『このミス』の'08海外部門第1位の作品がコレ。
あまりにも目にしたあらすじが良くって、どうしても読みたくなって買ってきました。


時は、スターリン体制下のソ連。モスクワ郊外で子供の死体が発見される。
付近では不審な人物の影が確認されていたにもかかわらず、事件性を訴える少年の父親の訴えはあえなく却下されてしまう。
何故なら、「社会主義国家の理念を実現したソビエト連邦という国家においては、殺人のような凶悪犯罪など起こるはずがない」から。
その件を担当した国家保安省の敏腕捜査官レオ・デミドフはその後、狡猾な部下の計略にはまり、妻ともども片田舎の民警へと追放される。そしてその地で残虐な手口で殺害された子供の死体に遭遇する。その状況は、かつて彼が事故と遺族を説得しもみ消した少年の遺体に酷似していた。
彼は思う。「もしかしてオレは、とんでもない過ちを犯していたのではないか?」
そして彼は、凶悪犯を認めないという国家の理念にそむき、独自に捜査を開始する・・・。


まずその設定が素晴らしい。
かの地では、「理想国家を体現化したこの国では、凶悪犯罪や連続殺人は存在し得ない」ということがまかり通っており、それはすなわち、「この国家は連続殺人を認めない。ゆえに犯人は自由に殺しつづける」ということであり。

ちょっと今の自分達には想像できないことではあるけれど、実際にそう信じられていたわけで。
またこれはソ連に実在した大量殺人犯をモデルにしたものだそうです。

ボクにとっては、その設定、リーダビリティ、は加算ポイントであり、多少のご都合主義的シーン(は、しょうがないですけどねー)、ラストの締め方、などは若干の減算ポイントだったかな?

ウチでの評価は、★★★
当ラボの期待ほどではなかったにせよ、噂に違わぬ好作品でした。

何しろ、読んでいる間はかなり楽しい時間を過ごせましたねー、はい。

今回の研究結果は、ロビタ2号のラボの<novel - '09>の方にUPしておきます。

それじゃあ、見に来てくれた方どうもありがとう!おやすみなさい!

o ̄_ ̄o)人 なますて~
[PR]

by robita00 | 2009-03-16 02:49 | ┗ novel - '09 | Comments(0)

【本日の研究】 『となり町戦争』 三崎 亜記 著

<novel - '09>


a0035263_2012788.jpg



               ・ 『となり町戦争』   三崎 亜記



第17回小説すばる新人賞選考会で物議を醸し、多くの作家や批評家から絶賛された作品。
読みたい、読みたい、と思いつつなかなか読む機会がなかった作品。やっと読む機会にあたりました。

が・・・
うーん、単純にそのままの話としてしか心に入ってこなかった。
言わんとするところは分からなくもないんですけどねー。残念。

ウチでの評価は、星なし、ということで。

知らなかったんですが、映画化もされていたんですねー。
[PR]

by robita00 | 2009-03-16 02:36 | ┗ novel - '09 | Comments(2)