「ほっ」と。キャンペーン

カテゴリ:┗ novel - '08( 7 )

【本日の研究】 『告白』 湊 かなえ 著  etc

<novel - '08>


【ロビタ2号ラボ】は今年はベストとも言える作品を読んだので満足していたのですが、残り1ヶ月というところで各雑誌で今年のランキングも発表されたし、自分好みの作品を最後に1つ読んで終了と考えました。

候補は3作。
デビューして4年、毎年2作ずつ発表した計8作中5作を『このミステリーがすごい!』でランクインさせている道尾秀介"カラスの親指"、"ラットマン"、デビュー作にして『このミス』で4位、『週刊文春ミステリーベスト10』では見事1位を獲得した湊かなえのその作品"告白"

道尾秀介は伊坂に続くボクのお気に入りになるんではないかと期待しており、そういう意味では今年読まなければならないってカンジでもないか、と。
どうせ今年読むのなら、今年っぽい作品を、っていうことで"告白"にしました。

 
a0035263_1835521.jpg

・ 『告白』


     湊 かなえ








三学期終業式当日の中学校一年生のホームルームから物語は始まる。担任の女性教師が、ある事情から婚約者と別れ未婚の母となった自分の過去や、教師と生徒間の信頼関係についてなど、一見脈略のない話を始め、遠からず教師を辞めることを告げる。
退職の理由は「あのこと」なのかという生徒の問いに彼女は頷く。数ヶ月前、学校のプールで彼女の幼い娘が命を落としていたのだ。だが話はそれだけで終わらなかった。娘の死は事故死ではなく殺人だった、そして二人の犯人がこのクラスにいるという告発に続き、二人の処罰を法の手に委ねる代わりに、犯した罪の重さを噛みしめながら生きざるを得ない「復讐」をすでに行使した、という爆弾発言が続くのだった。

なかなかいいあらすじが見つからず、『このミス』の西上心太さんの解説から抜粋しました。

この作品は6章から成り立っていて、それぞれ「教師」「級友」「犯人の家族」「犯人」らの"告白"によって進められていきます。

ちなみに1章目は小説推理新人賞の短編賞受賞作品であり、もともとここで完結していたところに「その後」の部分を加筆した形となっているようです。
そしてまた「その後」の部分の展開がいいんですよね~。元々そういう構想だったのかな?

「殺人を犯した人は殺されても仕方が無い」という理論、「殺人がダメであれば死刑という制度自体それに矛盾する」という理論、どちらが正しいかは本当に難しい問題だと思うんですが、それにどういう想いでいるか、によってこの作品の捉え方は変わってしまうのかな?と思います。
ちなみにボクは基本的に前者の考え方で、「殺されてしまった人はその時点で未来がなくなるのに、殺した人の未来を考えるのはおかしい」と思っています。<死刑>という制度がその人の更生の機会を奪うことになるということを踏まえても、です。

ただ、「冤罪」ということは当然あり得るので、そのために裁判は必要だと思っています。が、たとえ犯人が少年だったとしても、そこに確固たる意図があり、それが悪意に満ちたものであれば未成年でも死刑は有りなのだろう、という考えでいます。
例えば乙一の『ZOO』の"冷たい森の白い家"のように、環境的にそうならざるを得ない場合など、そういった際に裁判で情状酌量を鑑みればいいんだと思うんですが、どうでしょう?

って、かなり話が逸れました。
最初にこの作品のあらすじをみた時、以前読んだ黒武洋著の"そして粛清の扉を"を思い出してしまいました。あれも好きな作品だったなぁ。

結末としては、好き嫌い分かれるところでしょう。ボクは断然好きでした。


ウチでの評価は、★★★。好評価でした。



で、最後に、今年【ロビタ2号ラボ】で研究したものの発表に至らなかった作品の結果だけを。

”王者のゲーム” ネルソン・デミル 評価なし
うーん、ちょっとボクにはコなかった・・・

”魔術師” ジェフリー・ディーヴァー ★★☆
こんな小枠で扱うべき評価でもなかったけど、あまりにも期待大で入ったもので・・・。ディーヴァーは大好きなのでハードルが高いんだよなー。

”魔弾” スティーヴン・ハンター ★★
大好きなハンターの処女作。ちょっと物足りないけど、この作品があったから『極大射程』があったのだと思うと感慨もあり。

”復讐はお好き?” カール・ハイアセン ★★
当ラボではハイアセン作品お初。悪くは無かった・・・気がする。結構前過ぎて忘れてしまった。去年読んだと思ってたくらい。

”ぼくは勉強ができない” 山田 詠美 評価なし
これはミクシィで調査した結果選んだ作品だったのですが・・・残念。著者の作品を読んだのは2作目で、前のは好きだった気がするけどなー。

”症例A” 多島 斗志之 評価なし
「これ!」っていうほどの言いたい事がボクには伝わらなかった。

”名もなき毒” 宮部 みゆき 評価なし
可もなく不可もなく、っていうのが先に読んだ助手の意見だったんでずっとほっておいたんですが、読んでみたらやっぱり同じ印象でしたw



こうしてみると、今年もそこそこ読んだんだなぁ。
全体的に今年はこのラボ的にはいい1年でした。いい作品に出会えたしね!

もしかして、このあとブックオフで『カラスの親指』か『ラットマン』をみつけたら今年中に読むけど、一応今年のロビタ2号ラボはこれにて終了!


今回の研究結果は、ロビタ2号のラボの<novel - '08>の方にUPしておきます。

それじゃあ、見に来てくれた方どうもありがとう!おやすみなさい!

o ̄_ ̄o)人 なますて~
[PR]

by robita00 | 2008-12-22 21:51 | ┗ novel - '08 | Comments(0)

【本日の研究】 『ナラタージュ』 島本 理生

<novel - '08>

本日の研材、
a0035263_3595451.jpg

                ・ 『ナラタージュ』

                     島本 理生 著



これほどの『純愛』ものを読むのは久しぶりな気がするなぁ、ってカンジでした。
<本の雑誌>が選ぶ、2005年度上半期の第1位作品。


お願いだから私を壊して、帰れないところまで連れていって見捨てて、あなたにはそうする義務がある―大学二年の春、母校の演劇部顧問で、思いを寄せていた葉山先生から電話がかかってきた。泉はときめきと同時に、卒業前のある出来事を思い出す。後輩たちの舞台に客演を頼まれた彼女は、先生への思いを再認識する。そして彼の中にも、消せない炎がまぎれもなくあることを知った泉は―。早熟の天才少女小説家、若き日の絶唱ともいえる恋愛文学。


自分で「純愛もの」って言っておいてなんですが、実のところ形上「純」ではなく。
でもそれが故に、そしてそんな状況は全く関係なく「純愛」なんだと、そういう事でしょうか。
って、自分でも何言ってるのか良く分かってませんがw

帯で小川洋子さんが、「封印したはずのあの痛みを、よみがえらせてしまう小説」と書いているように、ここまでかどうかは別として、誰もが思い当たるであろうあの痛み、のお話です。

ただ、あまり(成就した)恋愛経験の少ないボクとしては、「分かるなぁ」感は以前読んだ森絵都さんの『永遠の出口』の方がより強いかな?あっちの恥ずかしさを伴う恋愛の方がより共感できたかも。

  "この人からはなにも欲しくない。
  ただ与えるだけ、それでおそろしいくらいに満足なのだ。"


ボクの中では、この一言が作品の全てを表しているように感じました。


ちなみに<ナラタージュ>とは、映画などで主人公が回想の形で過去の出来事を物語る事、だそうです。タイトルのセンスもいいっすね~。
元々、都立高校在学中に芥川賞候補になったりされたそうで、若き天才なんですねー。


余談ですが、作中に映画の話がよく出てくるんですが、作品の流れにはほとんど影響を与えていないんですけど、ボクが今のとこ生涯一番好きな映画のことがほんのちょっぴりだけど語られてるのが嬉しかったです。まず他所で語られることがないもんで・・・


さて、ウチでの評価は★★☆
好作品でしたー。機会があれば、ほかの作品も是非行きます。

                 *      *      *

それでは、久々に本日の締めの句を。


「だけどきっと私はそうすると思います。今日のこともいつか思い出さなくなる、そしてまた、ほかの誰かをこの人しかいないと信じて好きになる。あなたに対してそう思ったように」

( 島本 理生 『ナラタージュ』 )


                 *      *      *

それじゃあ、見に来てくれた方どうもありがとう!おやすみなさい!ってか、おはよう!

o ̄_ ̄o)人 なますて~
[PR]

by robita00 | 2008-12-03 05:42 | ┗ novel - '08 | Comments(3)

【本日の研究】 『双生児』 クリストファー・プリースト

<novel - '08>

本日の研材、
a0035263_10332357.jpg

                  ・ 『双生児』

              クリストファー・プリースト著



今年、毎日読書はしているのに読了数がちーとも伸びていないのは、今年2発目に読んだこの作品の世界がまるで頭と心に入って来ず、まる3ヶ月くらいかかってしまった事に因る、のだよなぁ。
難解、というわけではなく、単に世界観を理解できなかっただけの話なんですが・・・


1999年英国、著名な歴史ノンフィクション作家スチュワート・グラットンのもとに、第二次世界大戦中に活躍した空軍大尉J・L・ソウヤーの回顧録のコピーが持ちこまれる。グラットンは、次作の題材として、第二次大戦中の英国首相ウィンストン・チャーチルの回顧録のなかで記されている疑義―英空軍爆撃機操縦士でありながら、同時に良心的兵役拒否者であるソウヤーなる人物(いったい、そんなことが可能なのか?)―に興味をもっており、雑誌に情報提供を求める広告を出していた。ソウヤーの回顧録を提供した女性アンジェラ・チッパートン(旧姓ソウヤー)は、自分の父親は第二次大戦中、爆撃機操縦士を務めていたと言う。果たして、彼女の父親はほんとうにグラットンの探しているソウヤーなのだろうか?作家の棲む現実から幕を開けた物語は、ジャックとジョーという同じイニシャル(J)をもった二人の男を語り手に、分岐したそれぞれの歴史の迷宮をひたすら彷徨していく…。稀代の物語の魔術師プリーストが、SF、ミステリにおける技巧を縦横無尽に駆使して書き上げた“もっとも完成された小説”。英国SF協会賞/アーサー・C・クラーク賞受賞作。


とにかく、主人公が双子でかつイニシャルが一緒、時に(というかほとんど)そのイニシャルで語られる二人の回顧録を元に話が進むと言う、ミスディレクションを誘う事を目的に、というより何か悪意すら感じさせる設定に、ボクみたいなのはまず間違いなく混乱を来たします。

実は読み終えた時も、何がなにやら良く分からず・・・

しかし、巻末にある大森望さんの解説を読んで、自分が全く見当違いの方向に進まされていたことに気付いたのでした。

大森さん曰く、「よほど注意深く読み進まないと、最終ページにたどりついたあと、狐につままれたような気分になる確率が高い」との事なので、ボクがとてつもなくバカだ、ということでも無いようで、なんかほっとしましたw

何にしろ、解説読んでもう1回読み直したくなりました。1冊で2度楽しめる作品ですねー。だけど、1回目の読了感としてはウチでは星無し、ランク外という結果に・・・
ただ、もう1回読んだらきっとランクに入るんじゃあないかと思ってますが。色々分かった上でもう1度。

いつの日か、ね。


それじゃあ、見に来てくれた方どうもありがとう!おやすみなさい!

o ̄_ ̄o)人 なますて~
[PR]

by robita00 | 2008-11-18 00:01 | ┗ novel - '08 | Comments(5)

【本日の研究】 『赤朽葉家の伝説』 桜庭 一樹

<novel - '08>

本日の研材、
a0035263_7451793.jpg

              ・ 『赤朽葉家の伝説』

                      桜庭 一樹


今年は、『双生児』、『王者のゲーム』と、状況的な事もあったとはいえなかなか読み進められない作品があったため、研究作品が例年以上に少ないです。
まぁ、もう今年のNo.1は決定しているんで、満足してるって言うのもあるんですが。

ただ、今年は年初に、「この作品は読んでおきたい!」というのが2つあって。
一つは実際今年の一発目に読んだ『有頂天家族』、そしてもう一つがこの作品でした。


「山の民」に置き去られた赤ん坊。この子は村の若夫婦に引き取られ、のちには製鉄業で財を成した旧家赤朽葉家に望まれて輿入れし、赤朽葉家の「千里眼奥様」と呼ばれることになる。これが、わたしの祖母である赤朽葉万葉だ。――千里眼の祖母、漫画家の母、そしてニートのわたし。高度経済成長、バブル崩壊を経て平成の世に至る現代史を背景に、鳥取の旧家に生きる3代の女たち、そして彼女たちを取り巻く不思議な一族の血脈を比類ない筆致で鮮やかに描き上げた渾身の雄編。2006年を締め括る著者の新たなる代表作、桜庭一樹はここまで凄かった!


この作品、というか「この人の作品」を読みたかった。
読みたかったんだけど・・・映画でもそうなんですが、何世代かに渡るいわゆる「大河ロマン」的なお話って元々あまり好きではなく。

そういう意味では、出だしは「やっぱりただのお話だなぁ」って読み進んでいましたが、第3部(年代別に3部構成になってます)に入ってちょっと風合いが変わり、最終的には面白く読めました。

Amazonに書いてあることによると、作者はこの作品の舞台である鳥取県が故郷らしく、その実家に籠もって書き上げたということです。ただし、作品にある”紅緑村”というのは存在しないようですが。
本人曰く、「八墓村っぽいところで生まれ育って」とあり、なるほどそんな陰のある舞台ではあります。

ともあれ、ウチでの評価は★★☆

今後も良さそうな作品があれば、見てみたい。そんな評価でした。



今回の研究結果は、ロビタ3号のラボの<novel - '08>の方にUPしておきます。


それじゃあ、見に来てくれた方どうもありがとう!おやすみなさい!

o ̄_ ̄o)人 なますて~
[PR]

by robita00 | 2008-09-28 00:46 | ┗ novel - '08 | Comments(4)

【本日の研究】 『ゴールデンスランバー』 伊坂 幸太郎 著

<novel - '08>

本日の研材、
a0035263_2129749.jpg

          ・ 『ゴールデンスランバー』

                    伊坂 幸太郎 著



大好きな作家、伊坂幸太郎。
前にも言いましたが、今年の本屋大賞にはこの『ゴールデンスランバー』が輝いたのでした。やったっ!

で。
「年内に必ず読むぞー!」と書いていましたが、先日楽しみにしていたジェフリー・ディーヴァーの『魔術師』を読み終えてしまい、次に読むものが決まっていないまま古本市場に出掛けたら、たまたまこの作品があったので即買いしまして。
早速読み始めたのですが・・・

で。
ここでいつもならあらすじを入れるのですが。
今回は、どんなちょっとのあらすじもここに記したくない。もしかしたら、これから読みたいと言う人がいた場合、とにかく出来るだけ情報無しで、まっさらな気持ちで入って欲しいから。

で。
読み終えた感想はというと・・・

素晴らしい!

( ̄― ̄°)ヤッテクレタネ、伊坂サン・・・



いや、もちろん感想は人それぞれなんで違う意見の人もいらっしゃるでしょう、それはきっと。
ただ、当ラボの中では間違いなく伊坂氏のベスト。さらにボクの≪生涯のトップ10≫にも仲間入りを果たす作品となりました。

とにかく登場する人物が皆ことごとく愛すべきキャラで。それぞれに思い入れがあります。
さらに、時系列の並べ方がこれまた絶妙で。
そして、最後に全ての伏線が見事に回収されていく。その様がホント心地良く決まってる。

(が、ただ1点、納得いかないってほどではないのですが、ボクの中で未だ不明な点があることはあるのですが・・・でも、そんなのは瑣末な事です。全く問題ない!)


ただ、ひつこいようですが、これ見て読まれる方がいたら(いるか?)、是非まっさらな気持ちで読んで欲しいのです。
そして、読み終えたら”ゴールデンスランバー”でネットで調べてほしい。もしかしたら、気付かずに潜んでいる伏線がまだあるかもしれませんよー。読んだ人たちの感想の中に、色々そういうものがあり、ボクもかなり気をつけて読み進めたんですが、やっぱりいつも通り見落としてましたw
それ見て「おおぉっ!」と思ったもので。

とにかく。
あー、今年はもう満足。今年はもうこれ読めただけでボクは良しとします。


今回の研究結果は、ロビタ3号のラボの<novel - '08>の方にUPしておきます。


それじゃあ、見に来てくれた方どうもありがとう!おやすみなさい!

o ̄_ ̄o)人 なますて~
[PR]

by robita00 | 2008-06-21 00:36 | ┗ novel - '08 | Comments(2)

【本日の研究】 『オーデュボンの祈り』 伊坂 幸太郎

<novel - '08>

本日の研材、
a0035263_18405587.jpg

            ・ 『オーデュボンの祈り』

                     伊坂 幸太郎



おめでとう!!
大好きな作家さんである伊坂幸太郎氏の、新作『ゴールデンスランバー』が、見事「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2008年本屋大賞」の大賞に選ばれました!パチパチパチ。

なんつって。
2週間ほど前に本屋に行った時、特集組まれていたので初めて知っただけだったりして。
「あ、今年もやってるな。ふ~ん。あ、読みたいと思ってた桜庭一樹のが候補だったのか。ふむふむ。で、大賞は・・・・あっ!」みたいな。

で、そのお祝いとかそういうことではなく、偶然今年2番目に読み終えたものがこれだったので、先にこれを持ってきました。


コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。江戸以来外界から遮断されている“荻島”には、妙な人間ばかりが住んでいた。嘘しか言わない画家、「島の法律として」殺人を許された男、人語を操り「未来が見える」カカシ。次の日カカシが殺される。無残にもバラバラにされ、頭を持ち去られて。未来を見通せるはずのカカシは、なぜ自分の死を阻止出来なかったのか?卓越したイメージ喚起力、洒脱な会話、気の利いた警句、抑えようのない才気がほとばしる!第五回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞した伝説のデビュー作、待望の文庫化。


ここで出てくる "カカシ" とはずばり "案山子" のことであり、この作品では喋るカカシが登場します。
高校生~大学生の初めの頃だったら、「喋るカカシなんているかっ!!!」って、手にしてなかったろうなぁ。あの頃はリアリティの無いものは論外で、ミステリーの結末で少しでも有り得ない点があれば即却下、ってなカンジでしたから。

今は楽しく読めればそれで良し。宇宙人が出てこようが、喋るカカシが出てこようが、「読ませて」くれるものであれば文句はありません、はい。
あ、この作品では宇宙人は出てきませんけどねー。

大好きな氏のデビュー作。未読でした。はは。ずっと気にはなっていたんですけどねー。
新しいものも追いきれていなかったので、先延ばしにしていました。

読了結果は・・・良かったです。はい。伊坂は最初から伊坂だったんだなぁ、っていう感想でした。
この頃も変わらず、色々なピースが読み進むに連れて次々と嵌っていくという感覚は気持ちのいいものであり。まぁ、それはミステリーは全部そうか。

何にしろ、伊坂作品は「おぉっ!!」とまで思うものが実はそう多いわけではないのに、何故か好き。
フレーズがね、いちいち好きだって言うのと、それぞれのキャラクターがね、何より好き。

この辺が宮部みゆきや東野圭吾との違いかな、自分の中で。
作品単体でいえば彼らの作品の方が好きなものがあるのに、 "作家" としては圧倒的に伊坂に惹かれる。


解説で、『陽気なギャングが地球を回す』のあとがきで作者が述べている言葉として、

 「現実世界とつながっているように見えながらも、実はつながっておらず、
  また、寓話のようにも感じられるかもしれませんが、寓意は込められていない。
  そういうお話になりました。」
  
というのが紹介されているのですが、氏の全ての作品(とりあえずボクが読んだ7作品では全て)ではこういった世界観が貫かれており、その辺の自由度の高さと、押し付けがましくなさが、ボクが氏とその作品を好きな理由なのかな?

何にしろ、今年中には『ゴールデンスランバー』を読むぞーっ!!!


今回の研究結果は、ロビタ3号のラボの<novel - '08>の方にUPしておきます。


それじゃあ、見に来てくれた方どうもありがとう!おやすみなさい!

o ̄_ ̄o)人 なますて~
[PR]

by robita00 | 2008-05-21 00:41 | ┗ novel - '08 | Comments(4)

<novel - '08>

ここでは<novel - '08>の研究を発表しています。
また、みなさんのオススメがありましたら、是非ご一報下さい!

注) これはウチのラボで研究したのが今年ということであり、作品自体の発表が今年のものということではありません。

--------------------------------------------------------------------

 1. ★★★★☆ ゴールデンスランバー / 伊坂 幸太郎
 2. ★★★    告白 / 湊 かなえ (12/22)
 3. ★★☆    オーデュボンの祈り / 伊坂 幸太郎
 4. ★★☆    魔術師 / ジェフリー・ディーヴァー (12/22)
 5. ★★☆    赤朽葉家の伝説 / 桜庭 一樹
 6. ★★☆    ナラタージュ / 島本 理生 (12/3)
 7. ★★      復讐はお好き? / カール・ハイアセン (12/22)
 8. ★★      魔弾 / スティーヴン・ハンター (12/22)
[PR]

by robita00 | 2008-01-08 02:00 | ┗ novel - '08 | Comments(0)