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今更?な、ロビタ2号ラボの去年の研究発表 - partⅡ

<'07 - novel>

去年の発表の続きなんだけど・・・今何月!?ってこればっかや!



      ・ 『石の猿』   ジェフリー・ディーヴァー  ★★

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中国の密航船が沈没、10人の密航者がニューヨークへ上陸した。同船に乗り込んでいた国際手配中の犯罪組織の大物"ゴースト"は、自分の顔を知った密航者たちの抹殺を開始した。科学捜査の天才ライムが後を追うが、ゴーストの正体はまったく不明、逃げた密航者たちの居場所も不明だ―果たして冷血の殺戮は止められるのか。ドンデン返しとサスペンスの天才ディーヴァーの大人気シリーズ第四弾。

いやぁ、全っ然内容覚えてないw 
1年と経ってないのにこの有様。やっぱ、読んだらすぐに研究発表しないとダメだなぁ。
ポイントも適当w 多分これくらい。このシリーズは好きであり、かつこの作品はちょっと落ちてた気がするから。

ディーヴァーは今のとこ『コフィン・ダンサー』がダントツなんですが、とにかく評判の良い『魔術師』を読む為にこのシリーズを読んでいるようなもので。
いよいよ次は『魔術師』の出番だ。うー、楽しみぃ。
更には、最新作の『ウォッチメイカー』が絶品らしく。うー、早く読みたい気持ちと、1年に1作ずつ読んで楽しみを引っ張りたい気持ちと両方だなぁ。



   ・ 『サイレント・ジョー』  T・ジェファーソン・パーカー  ★☆

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赤ん坊の頃、実の父親から硫酸をかけられ顔に大火傷を負ったジョーは、施設にいるところを政界の実力者ウィルに引き取られた。彼は愛情をこめて育てられ、24歳になった今は、保安官補として働いている。その大恩あるウィルが、彼の目の前で射殺された。誘拐されたウィルの政敵の娘を保護した直後のことだった。ジョーは真相を探り始めるが、前途には大いなる試練が……アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞に輝く感動作

えー・・・・感想はすっかり忘れました。ストーリー展開も同様。
★だけはメモに残っていたので、読後の評価はこれで合っているのでしょう。

ただ、とてつもなく高い評価をしているものを見たので、ボクの感覚が人と違ってる可能性は大、です。



      ・ 『西の魔女が死んだ』   梨木 香歩  

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「おばあちゃん、人は死んだどうなるの?」
「そうですね。おばあちゃんが信じている話をしましょう」
中学に進んでまもない夏のはじめに、どうしても学校へ足が向かなくなった私は、西の魔女のもとで過ごした。
西の魔女とはママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、魔女の手ほどきを受けるのだけれど、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。
喜びも、希望も、もちろん幸せも―。

一時、「泣ける本」を探していた時期があり。
ミクシィでそれらしい本を数冊ピックアップし、ブックオフで買ってきた内の一つ。

非常に評価が高く、映画化もされている作品ですが・・・これまた自分のひねくれた見方のせいか、全然悪くは無かったものの、「ぐっ」とくる事は無かった・・・
これも37歳のおっさんの目線とはかけ離れていた事が原因かもしれませんが、何にしてもウチでは惜しい結果に。




             ・ 『レキオス』   池上 永一  

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舞台は西暦二〇〇〇年の沖縄。米軍から返還された天久開放地の荒野に巨大な魔法陣が出現する。一〇〇〇年の時を経て甦る伝説の地霊「レキオス」を巡り、米軍、学者、女子高生、ユタたちが入り乱れ、ついにその封印は解かれてしまうー。大いなる魔法が完成するとき、人々はそこに何を見るのか?時空を超えて弾け飛ぶ壮大な物語世界がついに文庫化。

池永永一さん。
実は、『シャングリ・ラ』という作品が読みたくて。ただ、『シャングリ・ラ』の原点はこの『レキオス』であるという意見があったのを見て、まずこれからだ!と思ったのですが・・・。
なかなかその世界観が自分の中に入って来なかった・・・。

いや、SFが苦手ということは全然無いんですけどねー。大体ボクの読書遍歴は星新一さんから始まり、筒井康隆へと続くという「SFきっかけ」なわけで。
なのに・・・う~む。

こうしてみると今年はイマイチだった、かなぁ。



       ・ 『陰日向に咲く』   劇団ひとり  ★★★★

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ホームレスにあこがれて本当のホームレスになってしまうサラリーマン、いわゆる秋葉系のアイドルおたく、男に遊ばれる自称カメラマンの卵の20歳の女の子、ギャンブルで借金まみれの中年男、浅草のストリップ劇場の売れない芸人。タイトル通り、“陰日向に咲く人々”を描いた素敵(すてき)にいじらしい5編からなる連作短編集。笑わせて笑わせてじーんとさせてほろっとさせて、しかも最後にはあっと驚く意外なオチが……。正真正銘の処女作であるというのに、劇団ひとりさんの『陰日向に咲く』は、驚くほどうまい! そして、人間ってそんなに悪いもんでもないなあと、じんわりと思わせられる。

いやいや、去年はこの作品がありました。
というわけで、作品の発表自体は一昨年ですが、ウチでは去年読んだこの作品が'07のNo.1作品ですねー。

会社の同僚から、「とにかく読んでちょうだい!」と渡されたもので、基本的に自分からは手に取らなかったろうなぁ。
それに人が絶賛しているのって、どうしても自分の中でハードルが高くなってしまって、それを超えるのが難しくなってしまいます。
が、これは確かに。好みでした。連作小説というボクが好きなパターン。もちろんそれぞれが単独の作品としても楽しめました。

絶妙にそれぞれが繋がっているという点では、ボクはどうしても大好きな伊坂幸太郎を連想してしまうのですが、さすが芸人だけあってオチへの持って行き方がうまいし、オチ自体もキレイに決まってます。もちろん、伏線も効いてるし。

結果的に、「買ってきて当ラボの本棚に加える」ことが決定したのでした。


当ラボの研究結果は、ロビタ4号のラボの<'07 - novel>の方にUPしておきます。


それじゃあ、見に来てくれた方どうもありがとう!おやすみなさい!

o ̄_ ̄o)人 なますて~
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by robita00 | 2008-04-10 01:17 | ┗ novel - '07 | Comments(2)

今更?な、ロビタ2号ラボの去年の研究発表

<'07 - novel>

つなぎの企画ばっかになってしまっていて、やっと本来の研究発表に。
っていっても、去年のなんだけど・・・今何月!?



      ・ 『警官の血』   佐々木 譲  ★★★

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去年の最後に読んだ作品から。って、順番までぐちゃぐちゃ・・・

昨年発表の『このミス』で、見事国内ミステリーNo.1に輝いた作品。
ボクはこの作者の作品は初読でした。

昭和二十三年、上野署の巡査となった安城清二。管内で発生した男娼殺害事件と国鉄職員殺害事件に疑念を抱いた清二は、跨線橋から不審な転落死を遂げた。父と同じ道を志した息子民雄も、凶弾に倒れ殉職。父と祖父をめぐる謎は、本庁遊軍刑事となった三代目和也にゆだねられる……。戦後闇市から現代まで、人々の息づかいと時代のうねりを甦らせて描く警察小説の傑作。

3世代に渡る親子の話ですが、その形には違いがありつつも、それぞれが親を想い、同じ道を進んでいく。
中でも、民雄の回がね、哀しいです。

ここんとこ、横山秀夫らの「警察小説なんだけど、警官とは違った職種の人たちにスポットを当てる」話に心惹かれてましたが、バリバリの警察小説もいいっすねー。
「じゅわ~」も「やられた~」も無かったけど、基礎点が高い!ってカンジで、当ラボでも結構いい評価となりました。



   ・ 『LAコンフィデンシャル』  ジェイムズ・エルロイ  ★★☆

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悪の坩堝のような50年代のロサンジェルス市警に生きる三人の警官―幼時のトラウマから女に対する暴力を異常に憎むホワイト、辣腕警視だった父をもち、屈折した上昇志向の権化エクスリー、麻薬課勤務をいいことに芸能界や三流ジャーナリズムに食指を伸ばすヴィンセンズ。そこへ彼らの人生を大きく左右する三つの大事件が…。

エルロイ、暗黒の『L.A.四部作』の第2弾。
第1弾の『ブラック・ダリア』は非常に面白く読めたので期待は高かったのですが、それはクリアした感はあります。

ただ、映画化もされているようですが、今見たところによると原作と映画との違いとして、「35歳で殉職した刑事の父を持つエドだが原作では殉職していたのはエドの兄である。 」ってあるけど、それだとちょっと話変わっちゃうんじゃない???

作者のエルロイは、幼いときに母親を何者かに殺されているとのエピソードがありますが、ここでの主人公バドも同様で、自分の姿を重ねてますね。

「完全なる正義を。求めているのはそれだけです」



      ・ 『眠れるラプンツェル』   山本文緒  ★★

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主婦という鎖をまとい、ラプンツェルのように塔に閉じこめられた私。28歳・汐美の平凡な主婦の生活。子供はなく、夫は不在。ある日、ゲームセンターで助けた、隣の12歳の少年と恋に落ち--。
主婦という孤独の日常に生まれた、一つの恋。年下の男は私の人生を変えた。

山本文緒さんも『恋愛中毒』で既にお気に入りとなっている作家さんであり、ミクシィーの山本文緒さんのコミュで人気の高かった作品を選んだものなので、期待値は結構高めでした。

が、主婦の目線、年下に恋する心境。設定がどれも自分からかけ離れていることだったからか、イマイチこなかったなぁ。

悪くは無かったんですが、残念ながら『恋愛中毒』を超えるものではなかった、かな?ウチでは。



             ・ 『赤い指』   東野圭吾  ★★

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「早く帰ってきてほしいんだけど」。
前原昭夫が、妻から切羽つまった様子の電話を受けたのは、金曜の夕方だった。重い気持ちで家に帰ると、庭に幼い少女の遺体が。部屋に閉じこもる息子のやったことなのか。
事件と向き合うことで昭夫は、家族と向き合うことになるが──。

東野圭吾。ウチのラボでは作品によって好き嫌いのバラつきが非常に顕著な作家、という認識です。何だろう?うまい、とは思うんだけど、それが作家に対しての「好き」にまで昇華し切れてないんだろうなぁ。

で、彼の作品としてはその評判の高さほどの感銘は受けなかった『容疑者Xの献身』の後に読んだのですが、これは、うん、悪くなかったと思う。
思ったよりあっさりしていて、途中までは特に何ともってカンジでしたが、ラストは嫌いでは無いです、ボクは。



             ・ 『楽園』   宮部みゆき  ポイント無

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「模倣犯」事件から9年が経った。事件のショックから立ち直れずにいるフリーライター・前畑滋子のもとに、荻谷敏子という女性が現れる。12歳で死んだ息子に関する、不思議な依頼だった。少年は16年前に殺された少女の遺体が発見される前に、それを絵に描いていたという―。

宮部みゆき。ウチのラボでは作品によって好き嫌いのバラつきが非常に顕著な作家、という認識です。何だろう?うまい、とは思うんだけど、それが作家に対しての「好き」にまで昇華し切れてないんだろうなぁ。
って、まるっきり東野圭吾と同じ印象だったりしてw

で、こっちはその<当たり>であった『模倣犯』の後日譚ということで、期待半分、裏切られる覚悟半分ってなカンジで読み始めましたが・・・

前作で登場したフリーライター、前畑滋子を中心として話が進んでいきます。
上巻の最後には「おぉ」っと思ったけど、そこは膨らまさなかった。あっさりと。
登場人物に魅力があまり・・・何より主人公に思い入れが全然乗らなかった。

というわけで、ウチではポイント無し、ランク外ということで・・・むぅ。


後の半分は、また今度にします。ちかりた~。


当ラボの研究結果は、ロビタ4号のラボの<'07 - novel>の方にUPしておきます。
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by robita00 | 2008-03-26 02:54 | ┗ novel - '07 | Comments(4)

【本日の研究】 『風が強く吹いている』

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本日の研材、

『風が強く吹いている』   
      三浦しをん







今年のロビタ2号ラボの一発目は、今年最初に読み終えたものではなく、嫁さんの知り合いが貸してくれて読み終えたばかりのものになりました。
記憶が薄れないうちにUPしておきます。


竹青荘に住む寛政大学4年生の清瀬にはひっそりと胸に秘めた夢があった。そしてその夢を果たすべく、最後のピースを探していたところで蔵原走と出会う。
共に走る事を義務付けられ、そして共に挫折を味わってきた2人と、同じ竹青荘に住む他の8人を巻き込んで、彼らの夢がスタートを切る。



清瀬の夢に導かれ、皆が同じ目標に向かって走り出す。
その夢とは、「箱根駅伝」。
清瀬と走以外はほぼ素人という集団が、箱根を目指し、そして頂点を目指す、というお話です。

まずもって設定としてちょっと自分的には「難有り」で。やっぱりどう考えてもそれはむずかしいのではないか、と。素質があったとしても、専門的な練習をやってこなかった人間が、たった1年足らずでその域に達しようというのはどだい無理がある。

そして、盲導犬のお話の時にも書いたように、<箱根駅伝>もそれ自体がとてもドラマチックなものであり、それを超える感動を生み出すというのもやはり難しいっすよね~。
この題材は誰でもそこそこには書ける気がするし、実際以上に感動させる事は至難の業という難易度の高いものだということを再確認しました。

でも、やっぱりここはスポーツの素晴らしさと言うか、作者の力量ももちろんあるのでしょうが、「グっ」とくる場面は幾つかあり。やっぱりボクはスポーツものに弱い・・・

というわけで、当ラボでの合格点はゲットしました。が、かなり絶賛されている周囲の評価にまでは届かず、ってカンジでした。
楽しくは読めましたけどね~、はい。


当ラボの研究結果は、ロビタ2号のラボの<novel - '07>の方にUPしておきます。
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by robita00 | 2007-03-11 00:48 | ┗ novel - '07 | Comments(2)

<novel - '07>

ここでは<novel - '07>の研究を発表しています。
また、みなさんのオススメがありましたら、是非ご一報下さい!

注) これはウチのラボで研究したのが今年ということであり、作品自体の発表が今年のものということではありません。

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 1. ★★★★ 陰日向に咲く / 劇団ひとり (4/10)
 2. ★★★  警官の血 / 佐々木 譲
 3. ★★☆  LAコンフィデンシャル / ジェイムズ・エルロイ
 4. ★★    石の猿 / ジェフリー・ディーヴァー (4/10)
 5. ★★    風が強く吹いている / 三浦 しをん
 6. ★★    眠れるラプンツェル/ 山本 文緒
 7. ★★    赤い指 / 東野 圭吾
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by robita00 | 2007-01-01 00:02 | ┗ novel - '07 | Comments(0)