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本日の研究 【ロビタ3号ラボの2005年を振りかえる】

今日から少しづつ、恒例である<各ラボの一年間を振り返る>というのをやっていきます。


で、最初は毎年一番達成度の低いロビタ3号のラボから。

とはいえ、ここ最近では一番観たほうで。それでも結局「月1本」の修正計画すら達成できなかった・・・。
今年はとにかくこれをクリアしたい。っていうか、これくらいはクリアしないとお話になりませんな。そのためにも、

①2時間キープできる集中力を養う
②鑑賞のお共においしいコーヒーをいただく為、コーヒーメーカーを早急に購入する
③子供を早く寝せる


①は完全に自分の問題。年々衰えていってる・・・。②は結構大事で、コーヒーメーカーがまだ生きてた頃は結構それ楽しみにがんばってた気がする。③は最近一人で寝れるように鍛えているので2006年は結構観れるんじゃないかと、期待してます。

さて、今年の抱負はそんなところで、2005年の研究のまとめを。

今年は最低だった2004年に比べて、結構どの作品も好きでした。11本観て7本が当ラボの合格ラインに到達したわけで、その点では結構満足してたりして。
『ミトン』『僕の国、パパの国』『バーバー吉野』といったところが非常にウチ向きで、お気に入りでした。

そして、何といっても久々に当ラボ最高ランクに登りつめたのが『アメリ』。・・・今更ですが。
日本でもブーム的な盛り上がりだったのでちょっと敬遠していたんですが、観てみたらいちいちツボで、ヤられちゃいました。『デリカテッセン』とのギャップにヤられたっていうのもでかかったでしょうか。

さぁ、今年こそは毎月定期的に見るようにして、好きな作品を更に増やしたいところです。まぁウチでは「映画を観る」っていうのは映画館に足を運ぶということではなく、借りてきて(もしくはCSで録って)家で観るっていうことなんで、いくらでも観れるはず、なんですけどねぇ・・・。
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by robita00 | 2006-01-19 00:02 | ┗ cinema - '05 | Comments(2)

【本日の研究】 『幸せになるためのイタリア語講座』

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本日の研材、

・ 『幸せになるためのイタリア語講座』
  '00デンマーク、監督:ロネ・シェルフィグ







いかん、1ヶ月1.5本に下方修正したノルマもクリアが厳しい状況に・・・。せめて1ヶ月1本は観なければ。

妻を亡くしたばかりの新任牧師は、先輩牧師の嫌がらせを受ける。
元サッカー選手でスタジアムレストランの店長は、短気が元でクビになりそう。
その友達で人間が大好きなホテルのフロント係は、数年前の事故で男性機能が不能に。
パン屋で働く女性は、偏屈な父親と二人暮らし。不器用で失敗ばかり。
美容師の女性は母親がアルコール中毒で、病院を抜け出してきてはお金をせびられる。
イタリアンレストランのウェイトレスは、好きな人に振り向いてもらえない。

そんな様々な悩みを抱えた6人が、市が主催する週に一度のイタリア語講座で顔を合わせる。が、そんな時、イタリア語講座の教師が倒れて・・・。

ハードに録りっぱなしでしばらく経っていたので、途中でデンマーク映画だということに気がつきました。って、国は別に関係ないですけどね。

<TSUTAYA>に行く度に気になってはいた。プッシュもされてたし、ベルリンの銀熊賞獲ってるし、ジャケットはかわいいカンジだし・・・。

でも、なんかノリきれなかった・・・。久しぶりに映画を観たせいもあるのか。何にしても、ちょっと残念な結果に。
また、映画離れが進みそう・・・。でも、年間12本はノルマだ。あと1本、必ず観る!
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by robita00 | 2005-10-25 22:37 | ┗ cinema - '05 | Comments(0)

【本日の研究】 『アンジェラの灰』

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本日の研材、

・ 『アンジェラの灰』
  '99米・アイルランド、監督:アラン・パーカー







・・・しまった。もう、すっかり筋を忘れてしまった。

ニューヨークから祖国に戻ったアイルランド移民の一家の運命を、長男フランクの視点で見つめるヒューマンな感動作。信仰心は篤いが、酒好きで仕事もままならない父、生まれた子どもを次々と亡くし苦悩する母。そんななか、フランクら兄弟は精一杯、明るく生きていく。やがて、彼はひとり、アメリカへ行こうと決意するが…。

あぁ、そうそう、そうだった、そうだった。amazonさんのあらすじで少しづつ記憶が戻ってきた。

「自分の愛する母親が、あーしないと生きていけないなんて・・・」。グレる気持ちは分からいではない。
そして、この陰影のある画がアラン・パーカーって感じではあります。

が。
うーん、それ以外あまり心に残ってないなぁ。特別「外したっ!」って思った記憶もないんですが。

ただそれ以来一ヶ月ほど映画観てないとこみると、ちょっと自分の中ではキてなかったのかな。だけど評点書いたメモだけは残っていて、それはまぁまぁなのだけれども・・・。
っていうか、これくらい記憶力が貧弱な自分はもっとすぐにUPしていかんと!

一応、見終わった直後の感情を優先して。

今回の研究結果は、ロビタ3号のラボの<cinema - '05>の方にUPしておきます。
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by robita00 | 2005-09-13 22:18 | ┗ cinema - '05 | Comments(0)

【本日の研究】 『SAW ソウ』

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本日の研材、

・ 『SAW ソウ』
   '79米、監督:ジェームズ・ワン








・・・既に観て1ヶ月ほど経つので、ちょっと忘れてきちゃって。もう一本観てるんですが、そっちは地味目のやつなんで、更に記憶が・・・。早くUPするようにしないとなぁ。

老朽化したバスルームで対角線上に倒れていたふたりの男ゴードンとアダム。その間には自殺死体が。足を鎖でつながれた男たちに与えられたのは、テープレコーダー、一発の弾、タバコ2本、着信用携帯電話、2本のノコギリ。犯人から告げられたメッセージは「6時間以内に相手を殺すか、自分が死ぬか」。犯人はジグゾウ。警察に追われている連続殺人鬼。彼がこれまで犯した犯罪とは…そしてふたりの運命は…。
以上、amazonのあらすじからでした。

見知らぬ二人が、見知らぬ部屋に閉じ込められているところから始まります。残されたメッセージは「相手を殺すか、自分が死ぬか」。リミットは6時間。疑心暗鬼に陥っていく二人。「助かるためにはあいつを殺すしか、ない」。それは相手も同じく思っていること。しかし互いに自由に身動きは取れない状態。「お互い協力してこのパズルを解けば、助かる道が開けるのか?」
そして、外科医のゴードンには犯人に心当たりがあった・・・。


このテのものによくある、①設定がすごいのに尻すぼみな結末、②観るものに犯人を当てさせないための「それ無理あるだろう!」っていう脚本。そのどちらかをまるで感じなかったとは言いませんが、許容範囲、オッケー!本作でデビューしたジェームス・ワン監督。アダム役のリー・ワネルとともに脚本を書いたそうで、なかなか最後まで惹きつけてくれました。

こーゆー作品は、あまり内容に触れられないんですよねー。まぁ、このテのが好きな方は見ても大外しはしないのではないでしょうか。うん、なかなかよく出来ました。


今回の研究結果は、ロビタ3号のラボの<cinema - '05>の方にUPしておきます。
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by robita00 | 2005-09-05 22:50 | ┗ cinema - '05 | Comments(2)

【本日の研究】 『死亡遊戯』

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本日の研材、

・ 『死亡遊戯』
   '79米、監督:ロバート・クローズ







ブルース・リー作品に初めて触れてみました。ベストなものから観たかったのですが、BSでやってくれた時、これだけ録れたのでまずはこれからということで。

悪徳プロダクションの度重なる圧力に立ち上がったアクション映画スターのビリーは、暗黒世界最強の武道家、空手の達人、非情な殺し屋などに防備された敵の本拠地レッド・ペッパー・タワーに乗り込んで行く!!
以上、TSUTAYAさんのあらすじより、でした。


ブルース・リーの突然の逝去により、未完のままとなっていた作品。ファンの熱望により、その未完のフィルムに代役での撮影と、他作品のカットを加え、5年の歳月を経て日の目を見たというしろものらしい。いきなり不完全な作品を選んでしまった・・・。

ストーリーはそういった経緯によるものからか、ちょっとショボい。まぁ26年前の作品ですし、その辺は考慮してあげないと、とは思うんですが。でも笑えてきてしまうんですよねー、なんだか。

が、ファンにとってはとりわけ最後の戦いのシーンの人気が高いようで。ラストのどでかい敵は、NBAスターのアブドゥール・ジャバールだそうです。特撮かと思うほどのデカさ・・・。

でも・・・ボクはジャッキー派なのかもしれません。ピンとこなかった。
何にしろ、ウチとしては今回はちょっとランクインまでは・・・。ただ、他の作品はまだ観てみたいと思っているので、まぁそのうちに。
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by robita00 | 2005-08-03 23:15 | ┗ cinema - '05 | Comments(2)

【本日の研究】 『僕の国、パパの国』

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本日の研材、

・ 『僕の国、パパの国』
   '99英、監督:ダミアン・オドネル







「毎週1本!」の意気込みもむなしく、今年も半分が終る頃にようやく7本目・・・。いかん!

パパは誇り高きパキスタン人。7人の子供たちを立派なイスラム教徒に育てたいと願っている。ところが、子供たちは・・・・・マンチェスター生まれの現代っ子!日常会話はもちろん英語だし、普通にデートもしたい!もう、パパの言うことなんてきくもんか! 西と東のカルチャー・ギャップあり、親と子のジェネレーション・ギャップあり。この小さな家にぼっ発した独立戦争、果たしていったいどうなるのだろう?
以上、公式サイトのあらすじからでした。


パパがまたとんでもなく横暴なんですよねー。だけど誰も逆らえない。昔の日本に近い、「厳格な父、耐え忍ぶ母」という形。そういう”伝統”なんですかねぇ。一夫多妻制でもあるようで。

子供達はすっかりイギリスに溶け込んでいるもんで、お父さんの前時代的な考えについていけないんですよねー。それでも父親に逆らうなんてとんでもないという思いはしっかり植えつけられていたりして。

お父さんは同胞とうまくやりたい。その為にも子供達をその社会に入れたいんでしょうが・・・自分が移民として苦労しているので、息子達には平等世界であるイスラムの教えをしっかりと伝えたかったりと、子供達の為であることはわからなくもないんですけど、やっぱり自分の相手は自分で決めたいという息子達の気持ちの方もより分かる。むつかしいところです。

全体的なタッチは軽く仕上げてますが、テーマは重いものですよね。こーゆーの好きっす。
音楽も東西両方のものをうまく使ってます。
脚本のアユーブ・カーン=ディンの自伝的なお話だそうで、それ故か生活の細やかな部分もリアルに描かれてます。

サジがお父さんからプレゼントもらうんですが、そのシーンが特に好きかな?親と子の思いの違いがたっぷり表れていていいです。あはは。

今回の研究結果は、ロビタ3号のラボの<cinema - '05>の方にUPしておきます。
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by robita00 | 2005-06-26 12:10 | ┗ cinema - '05 | Comments(0)

本日の研究 【クイール】

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本日の研材、

・ 『クイール』
   '04日、監督:崔洋一






前回残念な結果に終った【ロビタ3号ラボ】。なので、今回は”置き”にいきました。確実に大外しはしないであろう作品をチョイス。動物モノ。これはカタイ。

生まれて間もない子犬のクイールは、すぐに親元を離れてパピーウォーカー(香川照之&寺島しのぶ)のもとで1年間育てられ、そして盲導犬となるべく訓練センターでの生活を始め、多和田訓練士(椎名桔平)の訓練を受ける。やがて、盲導犬を断固拒否していた渡辺(小林薫)が、クイールのパートナーに決まったが……。
以上、Amazonのあらすじから抜粋させていただきました。

クイール、可愛いです。賢いです。もうそれだけでオッケーです、絵的には。

で、お話のほうもいいです。いいんだけど…。
盲導犬とそれに関わる人達の事、その全てがもうすでに感動的な話なので。『クイール』は、実際の話と比べてそれ以下ではないけれども、それ以上かと言われると「う~ん…」というところでしょうか。まぁ『クイール』自体も、実話を元にしたものではあるんですが。いや、いい話でしたけどねー。

ただ、今回もウチではちょっとランクインまでは…。

…まずい、すでに【ロビタ3号】が飽き始めてきてる。って、早いなぁ、まったく。
でも次あたり、そろそろなんとかしたいところ。
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by robita00 | 2005-03-16 22:34 | ┗ cinema - '05 | Comments(0)

本日の研究 【ミツバチのささやき】

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本日の研材、

・ 『ミツバチのささやき』
   '73スペイン、監督:ヴィクトル・エリセ






ずーっと観てみたかった映画。やっと観る機会にあたりました。

舞台は40年代、スペイン内戦後の小さな村に、希望と夢を乗せて1本の映画がやってきた。その名は「フランケンシュタイン」。すっかり映画に魅せられた主人公アナは、フランケンシュタインを探す冒険に出る。
映画の随所に散りばめられたミツバチの姿。それは、ミツバチの巣のような形をした鉄格子の中に住むアナたち一家と、美しく重なり合う。題名『ミツバチのささやき』とは、アナと姉イザベルが夜、ベットの中でささやく声。詩情豊かに、現実とシュールな世界を行き交う子どもの世界を描く。

以上、amazonのあらすじから抜粋させていただきました。

姉妹のかわいらしいこと。妹の純真無垢な眼差しといい、姉の気の強そうな顔つきといい、非常に好対照なかわいらしさが出てます。

が。実はボクにはこれくらいしか残らなかった…。早い話が、良く分からなかったのでした。うーん、何を言わんとしていたのか。

養蜂の仕事をしている父親。途中で語られる、「ミツバチの生態」は自分達に準えてるのかなぁ。
そして、母親は誰に手紙を出したのか。そして、焼いた手紙はどんな内容だったのか。

そういった引っかかった点も、説明らしいものが排除されているので、今イチ伝わらず。
≪ぴあ≫でも最高点が付いているし、他の方のレビューも絶賛の嵐ですが…無念。

残念ながら、当ラボではランクインしませんでした。
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by ROBITA00 | 2005-03-09 20:51 | ┗ cinema - '05 | Comments(4)

本日の研究 【ミトン】

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本日の研材、

・ 『ミトン』
   '67ソ、監督: ロマン・カチャーノフ






今週はちょっと映画を観れなさそうなので、先週2つ観ました。今日はその2本目の方を。

この『ミトン』というフィルム自体は10分と短編である為、他に『ママ』、『レター』という同じく短編が2作が同時に上映されたようです。DVDも同様に収録されてます。で、どの話しも「子供と母親」という構図で。

旧ソ連の40年近く前の映画なんですが、音楽といい、色使いといい、フォントのカンジといい、どれをとってもすごくポップ!今でも十分に通用するセンスの良さ。

この人物と背景の不思議な質感。この感じは、やっぱりパペットでないとでないかわいさなんだろうなぁ。
<サイレント>なんですが、それゆえか微妙な表情などにも凝っておりすごくいいんですよね~。動きのぎこちなさも逆にこれでなくては味わえないものとなっており、なんともいえずいいです。

ファンタジックでステキなお話し。観ている間、とても温かい気持ちになれる10分間。
色んな「じゅわ~っ」でひたひたにさせてくれる逸品です。

『チェブラーシカ』もいつか観てみたいし、オフィシャルサイトに行くと、グッズも欲しくなります。


今回の研究結果は、ロビタ3号のラボの<cinema - '05>の方にUPしておきます。
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by robita00 | 2005-02-18 14:02 | ┗ cinema - '05 | Comments(4)

本日の研究 【 アメリ 】

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本日の研材、

・ 『アメリ』
   '01仏、監督: ジャン=ピエール・ジュネ






元軍医の父と、元教師の母の間に生まれたアメリ。月に一度の父による診察にドキドキしてしまい、父から心臓病と勘違いされ学校に行けなくなり、母の元で勉強をすることに。その為、他の子供との接触を絶たれ、いつしか自分だけの<空想の世界>で過ごすように。

大人になっても空想の世界にいるアメリ。が、ある日“他人を幸福にする喜び”に目覚めて、少しづつ外の世界との折り合いをつけていこうと試みるが…。



ハハハ、これは……これはステキなお話だ。あの『デリカテッセン』の監督が、こんな愛らしくもステキな映画を作るとは。

~ネタばれもくそもありませんが、以降とりあえず内容に触れてますので、お気をつけ下さい。念のため~

ナレーションのタイミングとあの演技で、アメリの人生を変える事件っていうのはダイアナ妃死亡に関することかと思ったんですが…一瞬、まんまとミスリードされてしまいました。ちくしょう。その後何事も無かったかのようにTV消すのが腹立たしい。監督の「引っかかっちゃったの?」っていう笑顔が目に浮かぶよう。
で、本当のその”事件”というのは、自分の部屋から以前住んでいた少年が隠したと思われる宝箱を発見したということ。これを持ち主に届けてそして喜んでくれれば、<自分の世界>から飛び出せる、と。

実際にその計画は成功して、今までになく<外の世界>との繋がりを感じるアメリ。

そして、運命の出会い。駅の証明写真機のそばに這いつくばる青年。破り捨てられた証明写真を収集するその青年ニノもまた、アメリと同じく<自分の世界>の住人。彼の落とした”アルバム”を見て、<自分と同じ世界>を感じとるアメリ。

が、周りの人々を幸せにするのは得意なアメリですが、自分の事となるとからっきし。
   
   「他人と関係を結べない。子供の頃から孤独よ」

現実との対決が苦手なアメリは、恋する青年にアルバムを渡す為に一計を案じます。
が、「計画の為の計画」は結局はアメリを<自分の世界>から外に出すことにはならず…。

生まれつき骨が脆く、20年部屋でただ絵を描く”ガラス男”。彼はルノアールの絵に準えながら、アメリに<自分の世界>から出て行くことを説く。わかってはいるけどなかなか<自分の世界から>飛び出せなかったアメリの背中を優しく押してあげます。さて、恋の行方は?


数々の奇跡を起こすアメリ。現代の”メリー・ポピンズ”というカンジでしょうか。魔法使い。

母の死後、自分の殻に閉じこもってしまう父。自分の心臓病(ホントは違うんだけど)のせいで旅行に行けなかった父の為に、旅の楽しさを思い出させる。
その時の、お父さんのドワーフ(小人さん)の人形を使ったアイデアがいい!いつの間にか庭先からいなくなったドワーフが世界を旅して写真を送ってきます。混乱しちゃうお父さんがいいんですよね~。

更に、一目惚れのレシピを耳にしたアメリはそれを実行に移し、カップルをも誕生させます。

また、愛人にダンナを取られて逃げられた大家のおばさんにも、売れない小説家にも、そして、先の宝箱のおじさんにも、アメリの計画が「幸せ」を運びます。

   「会いに行くべきだな。自分が宝箱に入る前に」

会いに行ったんですねー。よかった、よかった。

一方で、いじわるなオヤジには「怪傑ゾロ」アメリが、数々のトラップを仕掛けていくんですが、それがまたセコくて、かわいくて、いいんですよねー。その偏執的なトコがいい。
子供の頃のエピソードで、隣人への復讐として、隣人がサッカーのTV中継を観ている時に得点シーンのところだけ電線を抜く、というのがあります。これは同じサッカーファンとして、とても効果的だなと思いました。これは効く…。そう、夢想家は怒らせると怖いんですよー。


監督はジャン=ピエール・ジュネ。
ガジェットを効果的に使った細部へのこだわりは、以前観た『デリカテッセン』を彷彿とさせます。いちいち効いてるんですよねー、この小技が。
カメラワークもそうですが、合ってんだか合ってないんだかよく分からない効果音が、全編を通じて気を惹きます。
そして映像がとてもきれい。あーゆー黄色っぽい映像はどうやって撮るんでしょうね。レオス・カラックス監督の『汚れた血』では、フィルム自体に着色した、っていうのを聞いたことありますが、これは撮り方の問題でしょうか?
音楽もまたよくて、今『アメリ』の曲聴きながら打ってるんですが、楽しげで哀しげで不思議なメロディーと音色。
という具合で、全ていちいち自分のツボでした。

公開一週間でいきなり120万人もの観客を動員。カンヌ映画祭に出品されなかったことに対してマスコミが事務局側の判断を揶揄し、論争を巻き起こしたほど本国では人気。映画の評判を聞いてシラク大統領までもが鑑賞したってほどですから、スゴイですねー。

日本でもご承知の通りの大ヒット。そのあまりの人気の為、当時どうにも観る気がしなかったのですが、実際に観て見たらとーっても自分好みの作品でした。そうやってこんなステキな映画を他にも沢山逃がしてるかと思うと、ホントもったいない…。
ただ、あの世界にそんなに多くの女性が共感したってのはびっくり。意外と誰もが持つ、誰にでも共感できる世界だったんですねー。ただ日本人であの髪型が似合うのは難しいんじゃないかと…。

ボクも一人っ子。やはり同じく夢想家でした。…あんなステキなもんじゃないですが。冒頭のアメリの一人遊びも、「あぁ、あんな事ばっかしてたな…」と懐かしく思い出されます。

そして、気の弱い人が言葉に詰まると教えてくれるという「プロンプター」。早くボクのとこにもきてくれないかなぁ。


ともあれ、久しぶりに自分の中での最高ランクの作品が増えました。

今回の研究結果は、ロビタ3号のラボの<cinema - '05>の方にUPしておきます。
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by robita00 | 2005-02-13 22:58 | ┗ cinema - '05 | Comments(2)