ばたばたとまとめて発表・・・【ロビタ2号ラボ】

<novel - '09>


Σ( ̄ロ ̄;) ハッ!

なんと、気がつけば年明けしてもうこんなに経ってる・・・ ←※1/20くらいに書いた記事なのです。
そして最終発表まで年越し・・・
この≪ブログ更新遅延≫には理由があるので、そのうちまた3日に1回に戻る予定なのですが、
まぁもうしばらくはこんなカンジで進みます。

あ、遅ればせながら。
明けましておめでとうございます。
このブログも6回目の年越しを迎えまして。PCが我が家にある限り続けていきますので、
ウチなぞに来られている稀少な方々、今後ともご贔屓によろしくお願い致します ○┓ペコリ

さて、その前に昨年分の発表を終わらせねば。
ってことで、今回はロビタ2号ラボの調査発表、です。



   ※      ※      ※      ※      ※      ※      ※


さて、このラボでは、研材の調査のメインは12月頭からその末までの約1ヶ月となっており。

その理由は、読むのが遅いので(自分の中で)外した作品を読んでしまうと多くの時間を無駄にしてしまうことから、年間ランキングが出てからその中で自分の好みの作品を読むから、なのです。

で、いつもその基準のメインにしているのが、【このミステリーがすごい】で、そこに【本の雑誌】【ダ・ヴィンチ】などの年間ランキングを加味しながら決めているのです。

今年はあまり日本人作家の作品で「これ読みたい!」ってのが無く・・・『猫を抱いて象と泳ぐ』、『身の上話』、『龍神の雨』くらい、だったです。

対して、海外物は魅力的そうなのが多く、上記日本物と同じくらい欲しいのが10作くらい、それ以外にスペシャルなのが2つ、1つが『犬の力』
そしてもう1つが、今回の調査で一番「読みたいっ!」と思わせてくれた、コレです。


a0035263_22292110.jpg







・ 『ミレニアム 
     ドラゴン・タトゥーの女』


     スティーグ・ラーソン
a0035263_22293990.jpg















月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルは、大物実業家ヴェンネルストレムの違法行為を暴露する記事を発表した。
だが、名誉毀損で有罪になり、彼は『ミレニアム』から離れることになる。
そんな彼の身元を大企業グループの前会長ヘンリック・ヴァンゲルが密かに調べていた。
背中にドラゴンのタトゥーを入れ、特異な風貌をした女性調査員リスベットの働きで、ヘンリックはミカエルが信頼に足る人物だと確信し、兄の孫娘ハリエットがおよそ40年前に失踪した事件の調査を彼に依頼する。
ハリエットはヘンリックの一族が住む孤島で忽然と姿を消していた。
ヘンリックは一族の誰かが殺したものと考えており、事件を解決すれば、ヴェンネルストレムを破滅させる証拠資料を渡すという。
ミカエルは依頼を受諾し、困難な調査を開始する。


とにかくどれ見ても評価が高い!
スウェーデンという、あまりミステリーには馴染みのない場所から産み出されたこの作品、各国で翻訳・出版され、ベストセラーとなっています。映画化もされてますねー。
そしてこれだけ盛り上がっている背景には、作者がなんと出版前に既に亡くなっている、という事に起因しているかもしれません。
3部作を書き上げて、それが日の目を見る前に亡くなってしまった。それも、本当は別に3部で終了ではなく、幾つかある要素がこの3部でいったん解決されている、というだけのようで、4作目、5作目とアイデアはあったようです。実際、4作目に着手している途中で亡くなられているようですねー。
もう続編は読めないんだなぁ・・・。

更に、熱狂している人が多い理由に、リスベット・サランデルという新しいヒロインの誕生があるようです。
極めて優れた情報収集能力をもつフリーの調査員である彼女は、髪を短く刈り、ピアスやタトゥーを携えたその風貌もさることながら、性格的にも決してとっつきやすいタイプではない。が、そこが魅力、なのかな?非常にファンが多いようです。ボクは実はあんまりだったり・・・
ただ、作中で出てくる彼女の誕生日は、4月30日であり。常盤貴子さんやボクの息子に続く、数少ないボクと同じ誕生日の人として、特別な思いではおります、はい。

当ラボの評価は、★★★☆
確かに面白かった!一気読みでした、ボクには珍しく。
ただ、3部作全部読んだ時に、本当の評価が出るのかなー、って思いました。




 
a0035263_16261181.jpg

・ 『猫を抱いて象と泳ぐ』


     小川 洋子








そして、年内中に日本人作家の今年の作品も、と思って読んだのがこちら。


廃バスに住む巨漢のマスターに手ほどきを受け、チェスの大海原に乗り出した孤独な少年。彼の棋譜は詩のように美しいが、その姿を見た者はいない。なぜなら…。天才チェスプレーヤーの奇跡の物語。『文學界』連載を単行本化。


どなたかの書評で、「『博士の愛した数式』が彼女の最高傑作だと思っていたが、まだその上があった」的な発言があり、『博士~』が大好きなボクは、迷わず「今年の日本物で読むのはコレ!」と決めてました。

主人公の≪リトル・アリョーヒン≫は、唇がくっついて生まれ、切開した際に脛の皮膚を移植したため成長と共に唇にうっすらと毛が生えています。それによっていじめられたりもするんですが、ある出来事のあと誰も彼をいじめなくなります。そしてそのある出来事によって知り合う事になる≪マスター≫によって、チェスの世界へと導かれていく、そんなお話です。ざっくりだけど。

大きくなることに怯える≪リトル・アリョーヒン≫は、願いどおりずっと小学生のように小さいままで年月を重ね、そしてチェスにのめりこんでいく。

読んでて、『博士~』よりも以前読んだ『沈黙博物館』の方に近いかな?って感じました。
何にしても、独特だなぁ、この人の世界観。ゆったりと、そして内容はほっこりなんだけど何故かボクはいつも小川洋子さんの作品では「ひんやり」とした空気を感じてしまう。静けさが漂ってるからかな?

当ラボの評価は、★★☆
良いです。コレ読んだら、間違いなくチェスをやりたくなると思います。




 
a0035263_16553715.jpg

・ 『三国志』 
   #7~#13



     北方 謙三












そして、去年一杯ボクを虜にした『三国志』、の前回発表分の続き。

前回の時の最後にとうとう出てきた、諸葛亮孔明。いよいよ彼がバリバリ活躍します。
ただ・・・読めば読むほど不遇の天才。「あと一歩」っていうのばかりが続いて・・・うーん、こちらがじれったくなるほど、結果がついてこない。

まぁ、『三国志』は男と男の話というか、その時代に生きた男達の証明というか。そんなところが肝なので、この誰もが、敵までもが認める天才が天下を取れないのもまた、その時代を形作る大きな一つの要素として輝いています。

2,3か月ほどで全て読み終わり、その後はゲームの世界でどっぷりと浸ってます。

小説についての当ラボの評価は、★★★★
やっぱり、その頃の時代は良かったよね~。英雄がそこにはいた。西洋でも東洋でも、剣でも刀でも、その人が持つ力だったり技だったりが全てで、わかりやすかった。
今みたいに銃とかミサイルとか、強い人が持つ力ってその人自身の力量でなく単なる権力でしかないので、何の感慨も生まないんだよなー。

英雄に憧れます。この歳でも。




 
a0035263_21561399.jpg







・ 『1Q84』

     村上 春樹


a0035263_2156295.jpg














最後はやはり昨年日本で一番売れたこの小説について触れないとでしょうね。


1949年にジョージ・オーウェルは、近未来小説としての『1984』を刊行した。
そして2009年、『1Q84』は逆の方向から1984年を描いた近過去小説である。
そこに描かれているのは「こうであったかもしれない」世界なのだ。
私たちが生きている現在が、「そうではなかったかもしれない」世界であるのと、ちょうど同じように。


って、これだけでは何のことやら・・・

ボクは熱心な春樹ファンではないのですが、それでもやはり手にとってみなくては、と思っていまして。
秋口くらいにブクオフでみかけたので即購入して読みました。

結果としては・・・途中まではかなり面白く読めたんですが、ボクみたいなベタ好きからするとラストがなんか「ふわっ」としてるというか、「・・・ん?」ってカンジになってしまって。
で、多分ハルキストの方からすると、エンターテインメント寄りになっているところが不満、なのではないかという、何だか中途半端?なところに着地した気が。

でも、かなりの評判なわけで、みんなは受け入れてるんだろうなぁ。


当ラボの評価は、★★
途中までの面白さでなんとかここまで引っ張り上げたカンジで。

ただ・・・まだ続きがあるんですよね~。うーん、どうしよう、点数的には次にはいかなくていいんだけど、せっかくだからトータルでの評価を出したい気も。

ちょっと検討します。


はい、去年のロビタ3号ラボはこれにて終了!
本当は1/21にUPしてるんですが、便宜上12/31の記事ってことにして日にちいじっちゃいます^^


今回の研究結果は、ロビタ4号のラボの<novel - '09>の方にUPしておきます。


それじゃあ、見に来てくれた方どうもありがとう!今年もよろしく!

o ̄_ ̄o)人 なますて~
[PR]

by robita00 | 2009-12-31 09:41 | ┗ novel - '09 | Comments(2)

Commented by cha-ya3373 at 2010-01-26 00:45
『1Q84』読んだんだね!ちゃんと時代に乗っている。笑
これは日本に帰国したら読むつもり。(取り寄せてまでは・・・と言う感じ。) この頃あんまり本読んでないなぁ。というより、すでに本棚の大量の本を整理するため読んでない本も人に譲ったり日本人同士のフリマみたいなので売ったりしてます。(^^;
小川洋子さんって読んだ事ないんだけど、これ面白そうだね!  
Commented by robita00 at 2010-01-26 07:59
そうそう、やっぱりねー、乗り遅れないようにw
っていうか、評価が高かった上に、エンターテインメント寄りだっていう評判だったから、「おっ、じゃあボクにも読めるかな?」って。
あぁ、ボクもダンボール3箱分の未読本があるのに、今回また15冊くらい買ってきちゃって・・・いつかお金が無くって本が買えなくなった時に読む用だと言い訳しているんだけどw
小川女史のは独特の世界なんだよね~、でも読みやすくていい^^