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【本日の研究】 100s 『世界のフラワーロード』


100sが2年2ヶ月振りとなるNEW Al.をリリースしました!
って、もう2ヶ月も前の話・・・だめだめファンクラブ会員ですなぁ。


本日の研材、

【本日の研究】 100s 『世界のフラワーロード』 _a0035263_23374765.jpg


               『世界のフラワーロード』  100s  



今アルバムは、ナカムラ君の生まれ育った街の『原風景』がテーマとなって制作された、とのことで。
写真撮影、アートワーク制作を佐内さんが担当しており、なんと佐内さんによる同タイトル写真集同時発売予定らしいっす。むむむ、これは興味があるぞ。

全曲のMVが入ったDVD付きのものを購入したので、MVの様子も含めて全曲紹介をしてみたいと思います。
ちなみに監督は今をときめく、横浜聡子さん!

映像は今、初めて見て、見ながら書いていきます。
ちなみにタイトルの後ろの星は、≪お気に入り度≫です。


#1 出口vs入り口

散らかった部屋に少年がお昼寝中。ジャポニカ学習帳やピアニカが映っているので、小学生かな?
ナカムラ君は1曲目はSEで始まることが多く、今回もそのパターンで。


#2 世界の私から   ★★

あ、なるほど、映像は繋がってるのか。
というわけで、画的には繋がってますが、途中から2曲目に突入。

ミドルテンポではありますが、始まりらしい気持ちの高揚する曲です。

目覚めた少年は、画用紙に絵を描き始めます。
ナカムラ君は、音楽をやる前は絵を描いてたって言ってたもんなー。音楽やるときに全部燃やしたとか言ってたけど。
 
       まだ見ぬもんが少なくなったと言うんだろう?
       ただ、あなたの目は閉じたままだろうが、ほら。

ここで、MVのストーリーが、春と夏の間の季節である事が判明するのです。
そして、描き終えた絵を手に、少年は部屋の外へ、家の外へと出て行きます。


#3 魔法を信じ続けているかい?   
  
ボクがナカムラ君を大好きになったきっかけになった曲、「魔法を信じ続けるかい?」から12年。
この曲は今までのナカムラ君を振り返るように、金字塔、太陽、ERA、100s、OZ、ALL!!!!!!、とアルバム名が全て入った歌詞となっています。

 
       時代によって変わりゆく意味ん中に、
       自分を信じ続ける意味。


       魔法はさらに上へ。なくすはずないだろ。
       さらに上へ。消えるはずないだろ。

そして、ナカムラ君はこう言います。

       同情の群れはとうにねぇ、いねぇ、いねぇ、いねぇ。


先に挙げた"魔法を信じ続けるかい?"で「同情の群れは、とうに無い。」と歌った気持ちとは、また全然違った色を感じますねー。

そして映像では、玄関を抜けるとそれは<どこでもドア>みたくなっていて、商店街へと繋がってるのでした。


#4 そりゃそうだ   ★★☆

そして、1st Sg.のこの曲へと繋がります。
シングル出たときにもいいましたが、メロも歌詞もソロ時代を思い出させます、ボク的には。

       そう・・・我を行くからね。

まぁ、これが全てですねー。<僕として僕は行く>、ですからねー。

PVは前に言ったように、犬の散歩中であろうお笑い芸人チャドが交差点で踊りまくる、というものです。
あれは、あの少年目線だったんだなぁ。
気の無さそうなワンちゃんがかわいい・・・突然スケボーに反応して追っかけちゃうのも含めてw


#5 エコvsエゴ 

SEと総武線。
彼は電車に乗ったのでしょうか・・・


#6 モノアイ   ★★★

両A面の2nd Sg.より。
これ、単独で聴いた時は「きれいでいい曲だけど、ちょっと弱い」なんて思ってたのに、アルバムの中に入るとこれが完っ璧にフィットしてるし、すごく大好きになった!こーなるんだ。

今のところ、口ずさむ率トップ。

ここの歌詞で出てくる”黄色い電車”はやはり総武線か。
ウチのヨメさんも付き合ってた頃は同じ江戸川区(ヨメさんは平井という駅でした)のおばあちゃん家から大学に通ってたので、ボクも思い入れのある電車なんだよなー。

        『まだまだ、旅だ・・・』

ナカムラ君の、そしてボク達の旅もまだまだ続きます。

で、ここからは、主人公が少年から大人の女性に変わります。
歌詞も商店街「フラワーロード」を訪れた“女性”の目線で描かれているそうです。言われるまで、いや、言われてもそうは思わなかったけどなー。

ここでその女性を演じるのは女優の麻生久美子さん!
この人、ボクの今までの好みからすると全然違うけど・・・好き。何故か惹かれる。


#7 セブンス・ワンダー   ★★

・・・これは、どんな話なんだろ?
音楽だけの時も映像みてからも、よく話が分からん・・・

分かるのは、警官の話、ってこと??

        あの中村って子は街の七不思議。

ちなみに警官役で登場は、G.の小野ちゃん?ですね、たぶん。


#8 いぬのきもち   ★★☆

この曲も、それと前の曲もだけど、

        けどこの時、誰もが無視

        そう、さっぱりオレ、この通り、忘れられて

        なんの目もくれず

        どうせ、人はオイラを知らねぇし、見えねぇし

とか、珍しくというかネガティブ?投げやり?な歌詞。
曲調はMVどおり、疾走感ってカンジの曲なんですけどねー。だからネガティブな気持ちじゃないのかもな。
MVはとにかく男性が商店街を疾走するっていうものでした。

今アルバム中、このあたりの数曲の流れが、ボクの最高到達点と言っていいかな?


#9 ミス・ピーチ!
#10 銀河vs俺

この辺はボク的にはいったん休憩的な部分で・・・

MVでは、合唱部のおばさま達が公民館みたいなところに集合して練習。
おっ、なんと口の動きを見ると、歌っているのはこの"ミス・ピーチ!"なんですねー。この曲でコンクールに出るんでしょうか???

そして、最初の少年が這いつくばりながら前進。トマトよけながら。反対からも誰か這いつくばって前進してくる。そして、交差点ですれ違う2人。
これは一体・・・


#11 ある日、   ★★☆ 

そして、画は誰もいない公園へ。
今までの登場人物、シーンが回想されていく。
まだラストではないけど、いったんここで色んなシーンが収束されていくカンジ。

この曲への入り方が好きです。
池ちゃんのキーボードの旋律が印象的な作品で、何だか物悲しく、キレイな曲に仕上がってます。


#12 フラワーロード   ★★☆

この辺の流れるような曲展開がいいわー。

少年が見るケータイ越しの風景。フラワーロードを辿る、辿る。
歩道に花を植える人。そのそばにいる赤ちゃん。ここから飛び立っていく。ここからがはじまり。

街の様子、そしてそこで暮らす人や働く人たちを、少年はケータイで次から次へと撮り歩く。

        いろんな物語が生まれ、死んだ、この街で、
        「希望ってなんだ?」って訊かれりや、今、君と僕。



#13 まごころに   ★★

おっ、ここではDr.の豊夢さんがMVに出演。かわいいTシャツ着てるw
おっと、さらにB.山口さんもだ。
と思ったら、G.のまっちぃーも!K.池ちゃんも!G.小野ちゃんも警官役じゃなく登場!


        本当の「幸せ」とは、
        ここからさ、見える「ありきたり」だ。

これがね、このアルバムのテーマだって気がする。

この曲中でいう「子供の頃の君と今日を、行こう。」っていうのは、子供の頃の”僕”と行こう、ってことなのかなぁ。
で、その後に続く、

        あのまごころに途絶えていた向こうを、行こう。

っていう歌詞がまた泣ける。今、あの少年時代を振り返って見て、ナカムラ君はそう想うんだなぁ。

で、MVのラストにナカムラ君、現れました。


#14 最後の信号   

この曲では、ナカムラ君が街を赤や青や黄色に染めていく、まぁ歌詞どおりのMVになっています。

        幼少期から今も、この信号の元で俺は見ていた。
           ※      ※     ※    
        赤が青に黄色になって赤に。



#15 ~長い深呼吸~
#16 空い赤   ★★★

そして、"~長い深呼吸~"を経て、ラストの"空い赤"へ。

この曲は2nd Sg.『モノアイ』との両A面シングルの曲。
曲単位で言えば、アルバム中でこの曲が僕のベスト。
ナカムラ君の高音が一番キレイに伸びている、素敵な曲です。

        この世界は君をただ、
        ダメにしてるって、
        ただ、それだけかなぁ。・・・なぁ?

        言葉の意味はオレにも判んねぇ。
        音が持つ意味はオレでも解る。
        飾らない何も。これ、オレの風景。
        のぞまない何も。自分を生き通すだけ。
        さぁ、だから、笑顔でいつも乗り切ってゆく。
        さぁ、だから、ここらで「さよなら」だ。

えっ・・止まっちゃわないよね、中村くん?まさか・・・


MVでは、麻生さんが終着バス停そばの土手で、自分が商店街で見た洋服を着た女の子に出くわします。その子は、バスの途中で見かけた、あの赤い風船を持って転倒した女の子でした。
遊ぶ子供達の中で、土手で倒れた女の子は、商店街で倒れている自分へと繋がり、あの赤い風船は商店街の空へと消えていく。
それを眺めるあの少年がジャンプしたところでMVは終了となりました。


           *           *          *


アルバム通して思ったのは、「神フレーズ」で心を鷲掴みにされる、というのではなく、もっと大きな全体を通して何かを伝えるような歌詞、そんな風に変わってきているのかな?ていうことでした。

昔、そういうフレーズにヤられていた立場としては、ちと寂しい気持ちもありますが、向かうところは変わらないのだと、それならちっとも寂しくなんかないさっ!って。

ただ、最後まで見て聴いて、何だか幸せな気持ちになったんですよね~。
別に、特別ハッピーエンドだったとかアゲアゲな曲ばかりだったとかではなかったんですけど、ほのか~に幸せな気持ちに包まれました。

それは、今日と明日、仕事が休みだから、そういう気持ちが作用してるのかもしれませんけどw


           *           *          *


あと、余談ですが。
歌詞カードの一番後ろの<100s>の文字のところに”対照”って書かれてるのは、なんか意味があるのかな?
対照、対照・・・なんか大事なキーワードなのかなぁ。


今回は、まず直感だけで感想書きたくてそうしましたけど、今後また聴きなおしたり、見直したりで、感想が変わると思われ。
そのときはこっそり書き直したりするかも。



それじゃあ、見に来てくれた方どうもありがとう!おやすみなさい!ってか、今日はもうこんにちわ、だ。

o ̄_ ̄o)人 なますて~

by robita00 | 2009-09-16 14:00 | ┗ song - '09