ロビタ2号の研究日誌 【犯人に告ぐ】

<novel>

本日の研材。
雫井脩介著 『 犯人に告ぐ 』

新聞で広告を見て、次の日に買いに行きました。
大好きだった、前作『火の粉』の著者。
帯が、ボクの好きな作家3人(横山秀夫さん、福井晴敏さん、伊坂幸太郎さん)の推薦文だったこと。
かなりの期待度を持って読みました。期待が高すぎたせいで出来は悪くないのにがっかりしてしまう、なんて事が多いので、なるべく頭をまっさらにして臨んだつもりですが。

川崎で起きた連続男児殺人事件。6年前のある事件まで刑事部長だった曾根が警視監として神奈川県警に帰ってくる。
停滞したその捜査に曾根が打つ奇策とは、「テレビ局と手を組む事」。
メディアを巻きこんだ≪劇場型捜査≫、その主役に、6年前のあの事件の「責任者」であった巻島を指名する。

最後の事件が起きてから8ヶ月が経ち、決め手となる証拠もない捜査本部が犯人を燻り出す為に最後の手段に打って出るというのが表にくるテーマで、巻島特別捜査官、通称「ヤングマン」(笑)を通して6年前の事件が見え隠れするのがもう一つのテーマ、ってカンジでしょうか。

で、読んだ感想ですが…うん、なかなか面白かったです。
当ラボの評価は、読んでいる時の引き込まれ度を基本点として、そこに、読了時に心の奥底から滲み出る「じゅわ~っ」の分泌量、これが加算点として加わり決定します。
その「じゅわ~っ」は、感動でも、感嘆でも、感情でも、なんでもいいわけですが。
そう言った点でいうと、分泌量はさほどでもなかったのですが、基本点である「引き込まれ度」が高得点であった為、結果としては「なかなか面白かった」となったのでした。

残念ながら、ボクの中では『火の粉』を超えるものではなかったですが、あきらかに「外した」って話ではないと思うので、ちょっと気になった方はお手に取ってみてください。

当ラボでの結果は<novel - '04>の方にUPしておきます。
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by robita00 | 2004-08-17 23:39 | ┗ novel - '04 | Comments(0)