【本日の研究】 『博士の愛した数式』 小川 洋子 著

<novel - '09>


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            ・ 『博士の愛した数式』   小川 洋子




「ぼくの記憶は80分しかもたない」博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていた―記憶力を失った博士にとって、私は常に“新しい”家政婦。博士は“初対面”の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。数字が博士の言葉だった。やがて私の10歳の息子が加わり、ぎこちない日々は驚きと歓びに満ちたものに変わった。あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。第1回本屋大賞受賞。


小川洋子さんの作品は、以前『沈黙博物館』を読んだ事があって。
そこでは、好きなフレーズはあったものの、特に好きな作品になる事はありませんでした。

そういったこともあり、栄えある第1回本屋大賞に選ばれてかなり巷でも噂となっていたこの作品ですが、手に取るのにかなりの時間を要してしまいました。

「今年はいい作品を結構読めたから、まぁ息抜きに」ってカンジで入ったのですが、読み始めたらこれがまた「じゅわ~っ」の分泌量がハンパでなく。
想像以上に好きな作品でした。

記憶障害を抱える博士、家政婦の私とその息子”ルート”。
3人のそれぞれに対する想い、そしてそれらを数々の<数式>が繋ぐ、そういった図式でしょうか。

「数式」というタイトルから「難解」といったイメージを想像されるかもしれませんが、全く(と言っていいと思う)そんなことはありませんので、そういったことだけで敬遠されていた方は是非お手に取ってくださいなー。


   「そう、まさに発見だ。発明じゃない。自分が生まれるずっと以前から、誰にも
    気付かれずそこに存在している定理を、掘り起こすんだ。神の手帳にだけ
    記されている真理を、一行ずつ、書き写してゆくようなものだ。その手帳が
    どこにあって、いつ開かれているのか、誰にも分からない」


愛すべき博士のキャラクター、そして”ルート”もまたかわいらしいんです。

当ラボでは★★★★

いい作品にめぐり合えてます、今年は。
今年の作品は1個もないけどw

あとは・・・「1Q84」をいくかどうかだなぁ・・・。


今回の研究結果は、ロビタ2号のラボの<novel - '09>の方にUPしておきます。

それじゃあ、見に来てくれた方どうもありがとう!おやすみなさい!

o ̄_ ̄o)人 なますて~

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by robita00 | 2009-07-08 08:24 | ┗ novel - '09 | Comments(0)