【本日の研究】 『チャイルド44』 トム・ロブ・スミス 著

<novel - '09>


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       ・ 『チャイルド44』   トム・ロブ・スミス

『このミス』の'08海外部門第1位の作品がコレ。
あまりにも目にしたあらすじが良くって、どうしても読みたくなって買ってきました。


時は、スターリン体制下のソ連。モスクワ郊外で子供の死体が発見される。
付近では不審な人物の影が確認されていたにもかかわらず、事件性を訴える少年の父親の訴えはあえなく却下されてしまう。
何故なら、「社会主義国家の理念を実現したソビエト連邦という国家においては、殺人のような凶悪犯罪など起こるはずがない」から。
その件を担当した国家保安省の敏腕捜査官レオ・デミドフはその後、狡猾な部下の計略にはまり、妻ともども片田舎の民警へと追放される。そしてその地で残虐な手口で殺害された子供の死体に遭遇する。その状況は、かつて彼が事故と遺族を説得しもみ消した少年の遺体に酷似していた。
彼は思う。「もしかしてオレは、とんでもない過ちを犯していたのではないか?」
そして彼は、凶悪犯を認めないという国家の理念にそむき、独自に捜査を開始する・・・。


まずその設定が素晴らしい。
かの地では、「理想国家を体現化したこの国では、凶悪犯罪や連続殺人は存在し得ない」ということがまかり通っており、それはすなわち、「この国家は連続殺人を認めない。ゆえに犯人は自由に殺しつづける」ということであり。

ちょっと今の自分達には想像できないことではあるけれど、実際にそう信じられていたわけで。
またこれはソ連に実在した大量殺人犯をモデルにしたものだそうです。

ボクにとっては、その設定、リーダビリティ、は加算ポイントであり、多少のご都合主義的シーン(は、しょうがないですけどねー)、ラストの締め方、などは若干の減算ポイントだったかな?

ウチでの評価は、★★★
当ラボの期待ほどではなかったにせよ、噂に違わぬ好作品でした。

何しろ、読んでいる間はかなり楽しい時間を過ごせましたねー、はい。

今回の研究結果は、ロビタ2号のラボの<novel - '09>の方にUPしておきます。

それじゃあ、見に来てくれた方どうもありがとう!おやすみなさい!

o ̄_ ̄o)人 なますて~
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by robita00 | 2009-03-16 02:49 | ┗ novel - '09 | Comments(0)