【本日の研究】 『ジョゼと虎と魚たち』

<cinema - '08>

本日の研材、

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           ・ 『ジョゼと虎と魚たち』

                '03 日、監督:犬童一心



今回も調査の結果、人気の高い作品をということで選びました。
今の調査方法で選ばれた中では、最初の邦画作品となりました。人気あるんだなぁ。


大学生の恒夫(妻夫木聡)がバイトをするマージャン店では、近頃、乳母車を押す婆さんのことがしきりに話題に登っていた。客たちは皆いろいろな想像を張り巡らす。“婆さんは実は運び屋で、乳母車の中身は大金…もしくは麻薬?”、と…。そんなある日、恒夫は坂道を暴走する乳母車に遭遇する。そう、あの婆さんの乳母車だ。皆がささやくウワサが頭をよぎる。恒夫が中を覗き込むと…そこに”居た”のは包丁を握りしめ、驚き、目を見開いた少女(池脇千鶴)だった。婆さんは、歩けない孫娘を「こわれもの」として世間から隠そうとし、散歩に乳母車を使っていたのだ。“ジョゼ”と名のるその少女に、恒夫は心を惹かれていく…。


片やどこにでもいそうな大学生。
片や足が不自由で祖母から「この子は壊れもん」と言われ隠され続ける少女。
その2人の儚い恋の物語、です。端的に言えば。
あの楽しい幸せな日々なんか無ければ、こんなにも苦しい思いはしないで済んだのに・・・。って、まぁ恋愛っておおよそそういったものですけどねー。

あーゆー終わり方にしてあるのにこれだけ人気が高いっていうのも「へぇ~」ってカンジで、意外でした。そんなに納得いくラストでもなかったもので。ボクは決してハッピーエンド至上主義ではなく、どちらかと言えば「そんな都合良くいくかっ!」って思っちゃう方なんですけどね・・・。
とはいえ、この物語も決して悲しいだけのラストではありませんが。

主人公のジョゼが好んで読んでいたフランソワーズ・サガンの『一年ののち』。観終わって最初に思ったのは、それがあまりにも象徴的なタイトルだったなぁ、と。
ちなみに”ジョゼ”というのは、そのサガンの作品の登場人物の名が由来となってます。

田辺聖子さんの同名短編小説を基に作られたこの作品、原作を読んでいないので何とも言えないのですが、それでもこれだけ人気が高いのはその世界観をきちんと映像化出来ているって事なんでしょうね~。
「あなたの青春の味です」とは、原作の田辺さんがこの映画に寄せた言葉で、確かにこの苦みばしったこの味は、あの頃のそれかも。

監督の犬童さんは、今ウチの研材候補に挙がっている『メゾン・ド・ヒミコ』のメガホンもとっている方のようで。ちょっと『メゾン~』を観る日が楽しみになってきたぞ、うん。
「映像もキレイだなぁ」って思ってたら、イメージフォトを担当していたのは、あの佐内さん!さもありなん。音楽もくるりが担当してるしね~。

DVDの特典で、監督とツマブキ君と池脇さんが本編にコメントをしていくものがあり、そこでそのくるりの『ハイウェイ』をツマブキ君が大絶賛してました。確かにいい曲。映画に合ってる。

でも、この映画は何と言っても池脇千鶴さんなのです!ホントかわいい方なのですが、この作品ではその役柄の雰囲気というか空気というか、それがもう抜群でした。正直、それに尽きる。
だからこそ、あんな脱ぐシーンなんか別に必要なかったような・・・要るのかな?リアルさを出す為には。でも、やっぱ要らん。

余談ですが、この物語はその舞台設定を大阪府寝屋川としているらしいのですが、実はジョゼの住む家として撮影されているのは埼玉県の戸田市、要するに当ラボのあるココがロケ地なのでした。
ちょっとここからは距離があるようですが。今度、行ってみよっと。


で、恒例の当ラボ評価ですが、うん、 ★★☆

って、ホントこれ以外の評価、無いんかいっ!!

今回の研究結果は、ロビタ3号のラボの<cinema - '08>の方にUPしておきます。


それじゃあ、見に来てくれた方どうもありがとう!おやすみなさい!

o ̄_ ̄o)人 なますて~
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by robita00 | 2008-10-07 00:08 | ┗ cinema - '08 | Comments(0)