【本日の研究】 『オーデュボンの祈り』 伊坂 幸太郎

<novel - '08>

本日の研材、
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            ・ 『オーデュボンの祈り』

                     伊坂 幸太郎



おめでとう!!
大好きな作家さんである伊坂幸太郎氏の、新作『ゴールデンスランバー』が、見事「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2008年本屋大賞」の大賞に選ばれました!パチパチパチ。

なんつって。
2週間ほど前に本屋に行った時、特集組まれていたので初めて知っただけだったりして。
「あ、今年もやってるな。ふ~ん。あ、読みたいと思ってた桜庭一樹のが候補だったのか。ふむふむ。で、大賞は・・・・あっ!」みたいな。

で、そのお祝いとかそういうことではなく、偶然今年2番目に読み終えたものがこれだったので、先にこれを持ってきました。


コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。江戸以来外界から遮断されている“荻島”には、妙な人間ばかりが住んでいた。嘘しか言わない画家、「島の法律として」殺人を許された男、人語を操り「未来が見える」カカシ。次の日カカシが殺される。無残にもバラバラにされ、頭を持ち去られて。未来を見通せるはずのカカシは、なぜ自分の死を阻止出来なかったのか?卓越したイメージ喚起力、洒脱な会話、気の利いた警句、抑えようのない才気がほとばしる!第五回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞した伝説のデビュー作、待望の文庫化。


ここで出てくる "カカシ" とはずばり "案山子" のことであり、この作品では喋るカカシが登場します。
高校生~大学生の初めの頃だったら、「喋るカカシなんているかっ!!!」って、手にしてなかったろうなぁ。あの頃はリアリティの無いものは論外で、ミステリーの結末で少しでも有り得ない点があれば即却下、ってなカンジでしたから。

今は楽しく読めればそれで良し。宇宙人が出てこようが、喋るカカシが出てこようが、「読ませて」くれるものであれば文句はありません、はい。
あ、この作品では宇宙人は出てきませんけどねー。

大好きな氏のデビュー作。未読でした。はは。ずっと気にはなっていたんですけどねー。
新しいものも追いきれていなかったので、先延ばしにしていました。

読了結果は・・・良かったです。はい。伊坂は最初から伊坂だったんだなぁ、っていう感想でした。
この頃も変わらず、色々なピースが読み進むに連れて次々と嵌っていくという感覚は気持ちのいいものであり。まぁ、それはミステリーは全部そうか。

何にしろ、伊坂作品は「おぉっ!!」とまで思うものが実はそう多いわけではないのに、何故か好き。
フレーズがね、いちいち好きだって言うのと、それぞれのキャラクターがね、何より好き。

この辺が宮部みゆきや東野圭吾との違いかな、自分の中で。
作品単体でいえば彼らの作品の方が好きなものがあるのに、 "作家" としては圧倒的に伊坂に惹かれる。


解説で、『陽気なギャングが地球を回す』のあとがきで作者が述べている言葉として、

 「現実世界とつながっているように見えながらも、実はつながっておらず、
  また、寓話のようにも感じられるかもしれませんが、寓意は込められていない。
  そういうお話になりました。」
  
というのが紹介されているのですが、氏の全ての作品(とりあえずボクが読んだ7作品では全て)ではこういった世界観が貫かれており、その辺の自由度の高さと、押し付けがましくなさが、ボクが氏とその作品を好きな理由なのかな?

何にしろ、今年中には『ゴールデンスランバー』を読むぞーっ!!!


今回の研究結果は、ロビタ3号のラボの<novel - '08>の方にUPしておきます。


それじゃあ、見に来てくれた方どうもありがとう!おやすみなさい!

o ̄_ ̄o)人 なますて~
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by robita00 | 2008-05-21 00:41 | ┗ novel - '08 | Comments(4)

Commented by pi-kan-pai at 2008-05-21 20:13
最近は、ほとんど読めてないです、本。いかんなぁ^^;

>あの頃はリアリティの無いものは論外で、ミステリーの結末で少しでも有り得ない点があれば即却下、ってなカンジでしたから。

同じだ^^
リアリティも大事ですが、そこにこだわり過ぎてしまうともっと大事なものを見落としてしまう事もありますもんね。
Commented by robita00 at 2008-05-23 01:21
あ、ピーカンさんだっ!こんばんわ~!(* ̄∇ ̄)ノ ドモッ

ボクも全然読めてないんですよ~。なんだかそんな時間が取れなくて。
でも、「小説読みたい期」は自分としてはかなり長く続いています。小説を1ヶ月まるっきり読まなかったっていうのは、多分13年くらい遡るカンジです。その割りに読んだ本の数が少なすぎですけど・・・

リアリティ第一主義だったんですよw 
まさにそう!確かにそこに拘りすぎて見逃しているものが多いのではないかと。極力そういう「つまらない拘り」は無くそうと努力してます。歳のせいもありますかね?緩くなってきたのは。
Commented by ちゃや at 2008-05-23 03:29 x
「喋るカカシなんているかっ!!!」

面白すぎるー、ろびさんっ。(≧∇≦)
わかるなー、若い頃だったら絶対受け入れられなかった筈のものも、大人になると気にならなくなるっていうの。笑 

伊坂作品、気になっているけど読んだことないだよねー。ロビさんは好きなんだね。「重力ピエロ」は持ってきてるはずだからそのうち読んでみるよ。ワクワク。
Commented by robita00 at 2008-05-23 11:56
いやぁ、でもそういうツマンナイ拘りがあったのですよ、当時。
いや、今でもそれでつまんなかったら文句言うけどねーw 「面白ければ何でもいい」っていうカンジに歳を取るにつれてなってきました。

あ、『重力ピエロ』持ってるんだね~。ボクも一番最初はコレから入った。めちゃくちゃいいってことはないんだけど、ボクはなんだか好きな作品です。色々読んで見てね~!