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【本日の研究】 『バガボンド #23、24』

<comic>

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本日の研材、

・ 『バガボンド #23、24』   井上 雄彦


最新巻を買って気がつきました。前巻の時、研究発表し忘れてました。ははっ。
というわけで、今回2作一気に。

伝七郎と武蔵の決戦が近づき、吉岡一門の当主である伝七郎が倒れるわけにはいかないと、植田は佐々木小次郎を代役に立てることを画策する。
しかし、伝七郎は当主としての面子にかけても武蔵との対決を切望する。そして、その戦いに赴く事に決して首を縦に振らない植田を破門する。

一方武蔵は、本阿弥家にて小次郎と出会う。そして、自分に無くなってしまったものを小次郎の中に見つける。

そして、いよいよ決戦の日!



とうとう本物の小次郎と、贋物の小次郎である又八が出会います。そして又八は、小次郎が自分がずっとこうなりたいと夢見ていた人物である事を知ることになります。

その時に、吉岡十剣の1人が小次郎に斬られてしまうんですが、相手の強さがどれほどのものか知りたくて斬りかかるんですよね~。相手が強ければ強いほど剣を交えたい、それは命を賭けてでも。そういった感情が、やっぱり今を生きている自分にはちょっと理解し難いです。その時代を生きた、男の感情なんでしょうねぇ。

一方で、伝七郎の愚直なまでの想いは分かる気がする・・・。
生きる、死ぬ、ということでは既に無く、引けない気持ち。そして自分が天才ではない事を誰よりも分かっている、だから気持ちだけは失いたくないという想いは。
それは又八も言うように、人間誰でもどこかで自分を肯定しなければ生きていけない、っていうことに繋がるように思えます。

そして武蔵は小次郎と出会った事で、また一つ高みへと近づいた、そんなカンジになってきました。

それにしても・・・武蔵は小次郎と斬り合っても勝つ自信があったのかな?


当ラボの研究結果は、ロビタ4号のラボの<comic - '06>の方にUPしておきます。

by robita00 | 2006-11-15 22:27 | ┗ comic - '06