本日の研究 【ブラックジャックによろしく #10】

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本日の研究作品。

・ 【ブラックジャックによろしく #10】 佐藤 秀峰 著





ドラマ化もされた、超人気マンガの第10巻であり、精神科編の第2巻目。


医療者側の閉じた医療体質が表のテーマだとすれば、裏のテーマはマスコミ報道の是非、というところでしょうか。

伊勢谷がいう、「結局 患者を差別しているのはまずは医者なんですよ」という言葉はその閉じた医療体質を言い当てるものだろうし、「大衆が知りたがっている事を伝えるのが使命」だといいつつ、時として一面的な報道で故意に誘導するマスコミのあり方にも一石を投じてます。

そして、そんな誘導されるボク達も大いに問題があるということでしょう。ボクらは数多く溢れている情報をきちんと取捨選択をしなければならない。それを放棄して流されていくことが、誰かに対しての暴力となりうる事をはっきりと自覚しなければならない。

今回の巻はとても考えさせられるものです。それは先に挙げた報道へのあまりにも盲目的な「信頼」と、精神病の患者さんへの曲解された「認識」についてです。
精神に異常を抱える人より、人間として異常であるヤツの方がよっぽど野放しにされている。そのことの方がよっぽど問題なのかもしれません。

ボクは作者の方と同じく、精神病の患者さんが全員「犯罪者予備軍」だとは思っていません。
そしてだからこそ、精神病であっても罪は償うべきだと思うのです。決して精神病だからという理由だけで減刑するべきではないと思っています。そういう風だからこそ、「精神病の人は何をやってもしょうがない」となり、「精神病患者」=「何かしでかす」という論理になってしまう。
とはいえ、そんなこというボク自身もそんな風にはこれっぽっちも思っていなかった、とは言いきれませんが。

ボクの説明も下手ですし、作者の意図ともズレているかもしれません。皆さんはどう思われるでしょう?興味を持たれた方は是非9、10巻を読んでいただきたいと思います。
このマンガをドラマで知り、ドラマと共に終ってしまった方、是非ともコミックを御覧いただきたい。ボクはドラマは見ていないのですが、テレビでは伝えきれない世界がきっとコミックには描かれていると思いますので。


当ラボの研究結果は、ロビタ4号のラボの<comic - '04>の方にUPしておきます。
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by robita00 | 2004-10-25 22:31 | ┗ comic - '04 | Comments(0)