【本日の研究】 『デンデラ』 佐藤 友哉

<novel - '10>


本日の研材、


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           『デンデラ』  佐藤 友哉 著




五十人の老婆が、奇妙なコミュニティを形成する現在の姥捨て山「デンデラ」。ある者は自分を捨てた村を恨み、ある者は生き永らえたことを喜び、ある者は穏やかな死を願う。様々な感情が渦巻く隠れ里は、一匹の巨大羆の襲来により、修羅場と化した。


 ※ちなみにウチでは、ネタバレとか全然気にせずに進めてるので、ご注意を


その貧しい村では、食い扶持を減らすために70歳を迎える年に「お山参り」というものがあって。所謂、「姥捨て山」ですよね。
で、主人公の斎藤カユというお婆ちゃんも村の決まりごとに則って「お山参り」をするのですが、そのまま極楽浄土に行けると信じていたカユは数人の老婆に命を救われて「しまう」のです。その老婆たちは元々「お山参り」をカユ同様に生き延び、山を挟んで反対側に作られたコミュニティ、通称「デンデラ」に暮らす者たちでした。

生き延びた老婆たちの目標は、村への復讐。自分たちを捨てた村への襲撃を目論んでいるのでした。まぁ全員というわけではなく、一部は「デンデラ」で平和に暮らすことを目標にもしているのですが。
そんな中、飢えたヒグマが現われて、「デンデラ」の食料と仲間の命が奪われてしまいます。そして老婆たちは村への復讐の前にヒグマを倒すことを胸に誓います。そして、ヒグマとの壮絶な戦いが始まる、というお話です。

読み始めてここまでの段階でボクは「おぉ、面白そう!」って惹きつけられてしまいました。

70歳でお山参りをするということなので、「デンデラ」にいるのはみな老婆たち(村にいたとき男に虐げられていたと感じている彼女たちは男は助けない)。復讐のために30年待ち続けた「デンデラ」の長に至っては100歳なのですが、その<over70>の老婆軍団vs飢えたヒグマ親子という戦いを、カユの目線から、そしてヒグマの目線から(笑)、映しだしていきます。

鉄砲などの武器があるはずもなく、手作りの木槍と石製の小刀だけでどう立ち向かっていくのか。そして村への復讐はなるのか、どういう展開にもっていくのかなぁと思って読み進めたのですが、うん、ボク的にはまずまず満足できました。

当ラボの評価は★★


50人もお婆ちゃんが出てくると、名前を把握するのが難しくて・・そこがちょっと難。
あ、ちなみにボクがふざけて書いてますが、とてもシリアスなお話です^^

今回の研究結果は、ロビタ2号のラボの<novel - '10>の方にUPしておきます。


いやぁ、それにしてもこんなペースでは今年中に発表しきれんなー。
ペースアップしなきゃ・・・。


それじゃあ、見に来てくれた方どうもありがとう!

o ̄_ ̄o)人 なますて~

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by robita00 | 2010-11-17 10:28 | ┗ novel - '10 | Comments(0)