【本日の研究】 『黒革の手帳』 松本 清張
今回は、会社の女の子がくれたもので、一番最近読み終えたこの本を。
『黒革の手帳』
松本 清張 著
7500万円の横領金を資本に、銀座のママに転身したベテラン女子行員、原口元子。店のホステス波子のパトロンである産婦人科病院長楢林に目をつけた元子は、元愛人の婦長を抱きこんで隠し預金を調べあげ、5000万円を出させるのに成功する。次に彼女は、医大専門予備校の理事長橋田を利用するため、その誘いに応じるが…。夜の紳士たちを獲物に、彼女の欲望はさらにひろがってゆく。
※ちなみにウチでは、ネタバレとか全然気にせずに進めてるので、ご注意を
ドラマにもなっているとても有名な作品、ですねー。ちなみにワタクシ、松本清張はお初でした。
もともと【禁忌の連歌】というシリーズの最終作。悪い奴ばっか出てくる話で、主人公がもうろくでもない感じなのですが、その悪女を通して社会の暗部を浮かび上がらせるという、「社会派」の面目躍如といったところでしょうか。
ボクからしたら、「ろくでもない主人公がラストで打ちのめされる」という構図は悪くないのですが、この本をくれた女の子曰く、後半は「ヘコむ」作品だったようで。まぁ、その気持ちも分からんでもないです。嫌~な気持ちになるかも。
これって、ドラマでは米倉涼子が主人公だったんですよね?見てないから何ともですが・・・全然違う気がするけどなー。どうだったんだろう?
で、結果、当ラボの評価は★★。
なかなか楽しく読めました。
「世の中には、更にその上の悪い奴がいる」、そういうお話ですね、はい。
皆さんも気をつけましょう。ボクもだけど。
今回の研究結果は、ロビタ2号のラボの<novel - '10>の方にUPしておきます。
それじゃあ、見に来てくれた方どうもありがとう!おやすみなさい!
o ̄_ ̄o)人 なますて~
by robita00 | 2010-08-30 09:18 | ┗ novel - '10