本日の研究#1 【永遠の咎】

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本日の研材。

『永遠の咎』 永瀬 隼介著。



夫を亡くした綾乃は、息子を無認可のベビーホテルに預け、クラブのホステスとして働いている。ある日綾乃に届いた手紙は、夫を殺した犯人、当時夫の親友だった轡田からのものだった。どうしても夫の仏前でわびを言いたいと、突然母子の日常に現れた轡田。
その日から、綾乃ばかりでなく、周りの人間まで巻き込んで運命が動きはじめた・・・。

著者は別名義でノンフィクション作品も発表されている元事件記者、ということで社会的なテーマを扱うことはお手のものというところでしょうか。
今回もなかなかヘビーなところにスポットを当ててます。

しかし、何と言ってもこの作品が腹の底を重くさせるのは、どうしようもないほどの「閉鎖感」でしょうか。あがいてもあがいても抜け出せない、蟻地獄を思わせる感じ。
登場人物ほとんどが、この不幸の連鎖の只中にいます。どこまで行っても光が見えないような。

ラストは意見の分かれるところでしょうが…うーん、なんかすっきりしないような。
現実的にはこんな感じだろ、ってのも分かる気もしますが。
まぁ結構一気読み出来たんで、ウチとしてはまずまず、でしたが、惜しくもランクインとまでは行きませんでした。
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by robita00 | 2004-09-23 19:20 | ┗ novel - '04 | Comments(0)